「2016-2017 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦」「『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会」(8耐)が7月27日から4日間、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開幕した。
【その他の画像】アケノスピード2015年SSTクラスで準優勝
1978年に第1回が開催されてから今大会で40回を数える。1990年、1991年、1992年大会の最多予選出走台数は91台。過去39回の観客動員数の合計は約768万1100人。最多動員数は1990年の13回大会の約36万8500人(過去の大会期間は2~11日間とさまざま)だった。
伊勢市出身の国際ライダー稲垣誠選手が監督兼選手を務める「アケノスピードレーシングチーム」は今年3年目のチャレンジ。ゼッケン74 AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)として、2016年式YZF-R1のヤマハマシンでSST(改造条件が狭く、ほぼノーマルエンジンのマシン)クラスからエントリー。稲垣誠選手のほか、オーストラリア出身のアンソニー・ウエスト選手、デンマーク出身のアレックス・シャハト選手の計3人で8時間を走り切る。
同チームは、2015年大会で193周を8時間51秒281で完走、総合では70チーム中22位。SSTクラスで準優勝を飾った。稲垣選手は、ベストラップ2分13秒379をたたき出し同クラスのコースレコード(1周=2分15秒214)を塗り替えた。その翌年2016年大会で同クラス優勝を目指したが転倒し結果を出すことができなかった。しかし同チームメイトのウエスト選手が2分11秒994で稲垣選手のコースレコードをさらに塗り替えている。
稲垣選手は「とにかくSSTクラスでの優勝しか考えていない。最善を尽くして応援していただいている皆さんに恩返ししたい」と話す。
同チームは28日に行われた予選の結果、2分12秒017で68チーム中25位。SSTクラスには11チームが参戦する。