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志摩市間崎島で「イソギンチャクと泳ぐ」ツアー、来春に向け企画

志摩市間崎島で「イソギンチャクと泳ぐ」ツアー、来春に向け企画

志摩市間崎島で「イソギンチャクと泳ぐ」ツアー、来春に向け企画

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 一般社団法人「伊勢志摩里海学舎」(志摩市阿児町、TEL 0599-52-0021)が現在、新アクティビティ「イソギンチャクと泳ぐツアー」のサービス提供を目指している。

【その他の画像】間崎島のフィールドを活用した体験メニュー

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 伊勢志摩の自然豊かなフィールドを生かした体験型ツアーメニューの開発と実施、観光ガイド「里海ガイド」の養成などを行っている同学舎。これまで、アコヤガイから真珠を取り出す体験メニューや、アコヤガイの殻を磨いてアクセサリーにする体験、アコヤガイ(真珠貝)を使った解剖実験、アオサの摘み取り体験などを行っている。

 「イソギンチャクと泳ぐツアー」は英虞湾(あごわん)の中心に浮かぶ間崎島(まさきじま)でのシュノーケリング体験メニューの一つ。シュノーケリング体験ではこのほか、「アオウミウシを探せ」「光る生き物を探しに静かな夜の海に潜るナイトシュノーケリング」など間崎島のフィールドを生かしたメニューも企画しているという。

 魚の生態に詳しい同学舎の今泉久祥さんによると、オヨギイソギンチャクは、刺胞(しほう)動物門花虫(はなむし)綱六放サンゴ亜綱イソギンチャク目オヨギイソギンチャク科。本州中部以南、西太平洋およびインド洋海域に広く分布。褐色で無数の触手を持ち、触手を伸ばしたり縮めたりしながら泳ぐのが特徴という。

 今泉さんは「イソギンチャクというと吸盤があり、その場から動かないという印象を持つが、オヨギイソギンチャクはそんな私たちの期待を裏切り、吸盤がなく、自由に泳ぎ回る。里海を象徴するような生き物の一つ。内湾に生息するイソギンチャクでアマモ場によくついている。さらに体がちぎれることによって増加もする。ふわふわと頑張って泳いでいる姿を見ると心が和むので観光資源の一つになると思い企画を考えている」と話す。

 「現在は毒を持つアンドンクラゲが多いのでツアーの実施を見合わせているところ。来年の春には正式に募集が掛けられると思うが、興味のある人はご連絡いただければ」と呼び掛ける。

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