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伊勢神宮神田で「抜穂祭」 アマテラスから託された稲穂が今もなお

伊勢神宮神田で「抜穂祭」 アマテラスから託された稲穂が今もなお

伊勢神宮神田で「抜穂祭」 アマテラスから託された稲穂が今もなお

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 伊勢神宮の「神宮神田」(伊勢市楠部町)で9月2日、稲を刈り取る最初の祭典「抜穂祭(ぬいぼさい)」が執り行われた。

【その他の画像】伊勢神宮の「神宮神田」で「抜穂祭」

 伊勢神宮を流れる五十鈴川から引き込んだ水を使用する同水田は、伊勢神宮の祭典などで使用するうるち米ともち米のほか伊勢神宮に奉納したコメから発見され芽が出た新種「瑞垣(みずがき)」の原種、瑞垣1号、2号、3号などを栽培する。

 今年4月4日に種をまき苗を育てる「神田下種祭(しんでんげしゅさい)」が行われ、5月13日に地元楠部町の「神宮神田御田植祭保存会」のメンバーらが中心となって行われた田植え「神田御田植初(しんでんおたうえはじめ)」が行われ、この日の抜穂祭を迎えた。

 この日は、小松揮世久(きよひさ)大宮司ら神職や楠部町の住民らが見守る中、山口剛作長(さくちょう)の指示で作丁(さくてい)2人が神職より授けられた忌鎌(いみがま)と呼ぶ鎌を持って神田に入り、黄金色に色づいた稲を刈り取った。刈り取った稲を10人の作丁がその場で稲穂だけを1本ずつ抜き取り、麻緒(麻のひも)で2つに束ねて「抜穂」を作り、神さまに奉納した。

 その後同神田では、天候などを見ながら約1カ月をかけ全ての稲を刈り取り、数日間乾燥させ、内宮の「御稲御倉(みしねのみくら)」に150束、外宮の「忌火屋殿(いみびやでん)」に108束を納め、10月15日から始まる「神嘗祭(かんなめさい)」で初めて神さまに新米をささげる。

 日本神話「天孫降臨」でアマテラスからニニギに託されたのは三種の神器と稲穂。伊勢神宮ではその神話に則り、今もなお託された稲穂を育てることに重きを置き、五穀豊穣を祈り、実りに感謝し、稲作継承している。

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