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伊勢神宮、昨年の参拝者数歴代4位 月に照らされ初もうで

伊勢神宮、昨年の参拝者数歴代4位 月に照らされ初もうで

伊勢神宮、昨年の参拝者数歴代4位 月に照らされ初もうで

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 神宮司庁(伊勢市宇治館町)は、2017年の年間参拝者数が歴代4位の879万8351人だったと発表した。

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 毎年、伊勢神宮内宮(ないくう)正宮(しょうぐう)前の階段下には、神様に新年の挨拶をしようと大勢の人が列を成す。その上空は雲ひとつ無く、月の明かりが煌々(こうこう)と輝いていた。参拝客は月を眺めながら「こんな美しい新年は初めて)「なんて美しいの」と言葉にしていた。

 昨年の年間参拝者数内宮は581万5560人、外宮(げくう)は298万2791人で、一昨年の年間参拝者数873万9211人(内宮579万3374人、外宮294万5837人)を5万9140人上回り、過去4番目に多い記録となった(12月31日20時時点で集計)。

 1895(明治28)年からの集計で歴代1位は、両宮の式年遷宮が行われた2013年の1420万4816人(内宮884万9738人、外宮535万5078人)。その翌年の2014年の1086万5160人(内宮680万9288、外宮405万5872人)が2位で、3位は宇治橋の架け替え後(架け替えは2009年11月3日)の2010年の882万8851人。

 同広報室は「一昨年は主要国首脳会議『G7伊勢志摩サミット』が開催され、首脳たちが伊勢神宮を訪問したことが全国・世界的に注目を集め参拝者が増加。昨年はその相乗効果と『お伊勢さん菓子博2017(第27回全国菓子大博覧会)』開催が拍車をかけ数字につながったのでは」と分析する。

 さらに「神宮や神社を訪れることは、宗教というよりは観光の視点で捉える人が増えている。インスタなどSNSなどで神宮の魅力を拡散する場合もビジュアルをが大切だと思う。次の遷宮まで800万人を下回らないように努力していきたい」とも。

 伊勢神宮では、1日「歳旦祭(さいたんさい)」、3日「元始祭(げんしさい)」、7日「昭和天皇祭遙拝(ようはい)」、8日「成人祭」、9日「大麻暦奉製始祭(たいまほうせいはじめさい)」、11日「一月十一日御饌(みけ)」の祭典がそれぞれ行われる。

 伊勢市は、伊勢神宮への初詣でを快適に行ってもらうための交通対策として、パーク&バスライドと交通規制を実施。ホームページ「らくらく伊勢もうで」を開設している。

 新年からの参拝時間は、1月1日~4日までは終日(24時間)、5日は0時~22時、6日~8日は5時~22時、9日以降は5時~18時まで。伊勢神宮では正月の3日間で48万人の参拝者を見込む。

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