伊勢市出身のサックス奏者YUCCO MILLER(ユッコ・ミラー)さんが3月14日、セカンドアルバム「SAXONIC」(キングレコード)をリリースした。
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ピンクのヘアスタイルにミニスカート姿でサックスを吹くユッコさんは伊勢市の皇学館高校卒業。チック・コリア・エレクトリック・バンドのサックス奏者エリック・マリエンサルさんに師事し、ブルーノート東京(東京都港区)でのキャンディー・ダルファー来日公演にスペシャルゲストとして出演するなど活躍する。
高校3年の時に伊勢でのグレン・ミラー・オーケストラのコンサートで「明日から一緒にツアーに参加しない?」とメンバーから誘われたが、「明日は学校があるから無理」と断ったエピソードを持つユッコさんは昨年、そのグレン・ミラー・オーケストラの来日ツアーにスペシャルゲストとして参加し、高校時代の「約束」を実現させた。
同アルバムは、「もしユッコがロックフェスに出演したら…」というコンセプトで収録。ロックフェスを意識したダンサブルなナンバーから、往年のジャズファンクを意識した多彩なラインアップ。「カバー曲も、新旧さまざまなロック、ファンクからR&Bまで、アッパーでハイテンションなアレンジで収録した」とユッコさん。
全8曲は、「Hello(アデル)」「Hit me(ダーティーループス)」「Virtual Insanity(ジャミロクワイ)「Some Skunk Funk(ブレッカー・ブラザーズ)」のカバー4曲、「Blues Go Round」「Hair Style」「Inner Beat」の3曲はユッコさん作曲のオリジナル、「ボンノバンニベンガボーン(BBBB)」は「PPAP」のヒットで知られるプロデューサーの古坂大魔王さんが楽曲を提供している。
ユッコさんは「昨年11月にバナナマンさんが司会を務めるNHKの音楽情報番組『バナナゼロミュージック』にゲスト出演させていただいた時に古坂さんと初めて共演し、その時に古坂さんと音楽の話でとても盛り上がり、そのときのご縁で今回のコラボが実現した。『ボンノバンニベンガボーン』という一見変わった曲名の古坂さんらしいとてもキャッチーでカッコいい曲を提供していただいた。是非聞いてほしい」と話す。
価格は3,240円。