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多気町「相鹿上神社」主祭神「アメノコヤネ」を古事記とホツマツタエ参考に書籍化

多気町「相鹿上神社」主祭神「アメノコヤネ」を古事記とホツマツタエ参考に書籍化

多気町「相鹿上神社」主祭神「アメノコヤネ」を古事記とホツマツタエ参考に書籍化

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 多気ブックセンター(多気町相可)の小野孝男さんが7月21日、地元の「相鹿上(おうかかみ)神社」(同)で祭る神「天児屋根命(アマノコヤネノミコト)」「大鹿嶋命(オオカシマノミコト)」について解説する書籍を出版する。

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 2014年に「佐那神社」(仁田)に祭るスポーツ・力の神様「天手力男命(タヂカラオノミコト)」、占いの神様「曙立王(アケタツノミコ)」、芸能の神様「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」について書籍を出版する小野さん。同店では約10年前から古事記コーナーを設置、古事記などについて学ぶ平成寺子屋「桜下村塾」を昨年4月に開塾。「日本の歴史、日本人の心についてもっと多くの人に知ってもらいたい」(小野さん)と同書への思いを打ち明ける。

 同書は、古事記に記される国産みから天孫降臨(てんそんこうりん)までの神話と、古代文献「ホツマツタヱ」に記される内容をわかりやすくまとめた。

 小野さんは「前回、天手力男命についてまとめた本を出版したことがきっかけで、日本の歴史についてもっと知らなければならないと思い、さらに興味を沸かせさまざまな本を読んで勉強してきた。古事記では、『岩戸伝説』で榊(さかき)を飾り祝詞(のりと)を上げ、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が岩屋から顔を出した時に八咫鏡(ヤタノカガミ)を差し出したのが天児屋根命だと知り、その神様をお祭りするのが相鹿上神社だと再認識し、これはもっと勉強しなければと思った。ネットなどで調べていたところ、ホツマツタヱには天児屋根命についての内容が非常に多くとても活躍していたことを知った」と説明する。

 小野さんは「小学4年の担任の先生に佐那神社の『天手力男命』について教えられた時に、とても感動し地元を誇らしく思った時のことが蘇り、もっと多くの人に知ってもらいたいと思った。特に地元の人にこんなすごい神様をお祭りしているのが相鹿上神社なんだということを知ってもらいたくて出版した」と話す。

 仕様はA5版77ページ。価格は864円。同店店頭で販売。7月21日・22日に行われる同神社の「夏まつり」(22日例大祭)の会場では、2日間限定で500円(税込)で販売する。

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