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五十鈴川の河口にある伊勢神宮専用の塩田で昔ながらの塩作り

五十鈴川の河口にある伊勢神宮専用の塩田で昔ながらの塩作り

五十鈴川の河口にある伊勢神宮専用の塩田で昔ながらの塩作り

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 伊勢神宮で使用する御塩(みしお)を海水から精製する塩作りが7月17日から30日まで、伊勢市の「御塩浜」(伊勢市二見町)で行われている。

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 昔ながらの入浜式製法で作る伊勢神宮の御塩は、塩田を整備し(浜をおこす)、海水を入れ(潮を入れる)、沼井(ぬい)の中の砂を塩田全体にまき(浜をひろげる)、天日の力で乾燥させ、砂をかき起しさらに乾燥を助け(浜をかえす)、水分が飛び乾燥したところで砂を集め(浜をよせる)、沼井の穴の中に塩を含んだ砂を運んで入れ、その砂の上に海水を注ぐ(塩をおそう)と、塩分濃度の高い(10度~20度)の鹹水が出来上がる。

 五十鈴川の河口の海水と淡水が交じり合う場所にある約6600平方メートルの塩田「御塩浜」では、炎天下の中、毎朝作業が行われ、15時過ぎまで掛かって鹹水(かんすい)を作っている。17日から23日までの作業で、4斗樽(約72リットル)23樽が出来上がった。

 8月に入ると、近くにある「御塩殿(みしおどの・みしおでん)神社」(同)内の御塩焼所(みしおやきしょ)に設置された直径約2メートル、深さ約0.15メートル、容量約126リットルの鉄の平釜で、できた鹹水を昼夜交代でたき・煮詰め「荒塩」を作っていく。

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