伊勢市の三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で8月1日、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「2018 彩る感動 東海総体」の総合開会式が皇太子さまご臨席の下、行われた。
四日市商業高校のバトン部による先導で47都道府県の選手団が入場。三重県代表選手団の旗手を務めたのは三重高校の川合隆誠さん。桑名高校の西山莉子(りこ)さんは「これまでの成果を存分に発揮し選手の皆さんの願いや夢が叶い、笑顔あふれることをお祈りします」と高校生代表歓迎の言葉を述べた。
三重県立亀山高校ウエートリフティング部の谷川龍人さんと三重県立津商業高校女子バレーボール部の三林愛理(みつばやしあいり)さんは「誰よりも高く東海の空へ翔び立つ夢を叶えるよう品位と情熱と結束を胸に、関係するすべての人への感謝を忘れす正々堂々全力で競技することを誓います」と声高らかに選手宣誓を行った。
開会式は、三重県の高校生たち総勢646人により行われ、式典終了後に行われた歓迎演技では、和太鼓による演奏、忍者などに扮(ふん)して宙を舞う体操、新体操の演技、ダンスやマーチングなど5部構成のショーを披露した。
演技の中で、久居高校時代にレスリング女子でインターハイに3年連続出場し3連覇を達成し、全日本選抜選手権やワールドカップで優勝する奥野春菜さん(至学館大学)が登場、「共に東京オリンピック出場を目指してがんばろう」とエールを送るサプライズ演出もあった。
歓迎演技出演者の松阪工業高校の安田ねねさんは「(演技が終わって)達成感いっぱいでとてもうれしい。三重の魅力を演技の中に埋め込んだ」と清々しい表情で話していた。
同大会は7月26日~8月20日、三重県をメイン会場に愛知県、岐阜県、静岡県の東海4県と和歌山県を加えた5県で30競技が行われる。