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伊賀組紐で作った叶結びミサンガ インターハイ出場の全選手2万人に、思い込めて

伊賀組紐で作った叶結びミサンガ インターハイ出場の全選手2万人に、思い込めて
叶うのポーズを決める東さんと中林さん(撮影=加藤直人)

伊賀組紐で作った叶結びミサンガ インターハイ出場の全選手2万人に、思い込めて 叶うのポーズを決める東さんと中林さん(撮影=加藤直人)

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 三重県内の高校生たちが、伊勢市などで行われている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場する選手全員に「夢や願いがかなうように」と「伊賀組紐(くみひも)」を使ったミサンガを製作した。その総数1万9500本、合計の長さは1万2675メートル。

【その他の画像】伊賀くみひもミサンガ

 平成最後のインターハイとなる「2018 彩る感動 東海総体」。三重県、愛知県、岐阜県、静岡県と和歌山県の5県の会場で行われている。8月1日には皇太子さま出席の下、総合開会式が三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で行われた。

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 ミサンガは、選手たちを支え応援するために県内67校の高校生で構成する三重県高校生活動委員会のメンバーが考案。伊賀組紐は三重県の伝統工芸で、大ヒット映画「君の名は。」でも取り上げられ注目を集めていたことから三重県を知ってもらえるきっかけになればと、結び目が片方からは「口」、もう片方からは「十」に見えるため漢字の「叶」となる「叶(かのう)結び」で選手たちに夢や願いをかなえてもらいたいと願いを込めて作った。

 製作は今年1月から6月までの期間に、1本65センチの伊賀組紐1万9500本を県内67校に送り、各校でそれぞれ取りまとめ手分けして生徒たちが1本1本心を込めて作った。

 組紐の色は「緑」「赤」「白」「だいだい」の4色。 緑をベースに2色の組み合わせで3種類のミサンガを製作。緑色には「健康」という意味と伊勢神宮の神宮杉や伊勢茶、あおさなどを、赤色には「情熱」「勇気」という意味と三重の伊勢エビ、松阪牛、伊賀牛などの牛肉、伊賀焼や万古焼などを、白色には「平常心」という意味と真珠や伊賀米、カメヤマローソクのろうそくなどを、だいだい色には「希望」「力強さ」という意味と蓮台寺(れんだいじ)柿やミカン、夫婦岩(めおといわ)からの日の出などをそれぞれイメージして願いを込めた。

 相可高校の東空さんは「叶結びという結び方が難しいので各学校の仲間たちに理解してもらうために結び方の資料とビデオを作って見てもらった。できたと思ったら、数が足りなくて追加で作らなければならなかったことが大変だった」と打ち明ける。

 津西高校の中林愛結さんは「選手全員が着けてくれるように、各大会の開会式に出向いて『夢や願いがかなうように』と私たちの思いを直接伝えている。全選手がミサンガを着けてプレーしてくれるとうれしい。そして優勝した選手がミサンガを着けて表彰台に上ってくれればもっとうれしい」と笑顔で話す。

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