陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で11月4日、ヘリコプターの飛行展示や陸上展示などを行う「航空祭」が開催される。
【その他の画像】2016年「航空祭」の様子(災害派遣時の行動展示)
「ヘリコプターの祭典」と呼ばれる同祭は、陸上自衛隊が装備する主要ヘリコプターのほとんどを目の前で見ることができることから、毎年多くのヘリコプターファンやミリタリーファンが県内外から詰め掛けている。
同祭ではヘリコプターによる祝賀飛行、災害派遣時の行動展示、各ヘリコプターの飛行展示、地上展示などを準備。航空祭だけのために同航空学校所属の操縦教官による特別編成チーム「明野レインボー」は、練習用ヘリコプターTH-480B(タンゴ)4機と対戦車ヘリコプターAH-1S(コブラ)1機、多用途ヘリコプターUH-60JA(ブラックホーク)1機の計6機が伊勢の上空を舞う。
ヘリ型バイク「ハヤテジュニア」によるデモ飛行ならぬデモ走行、輸送ヘリコプターCH-47JA(チヌーク)への体験試乗(先着1000人)、フライトシミュレーターなどの体験ブース、自衛隊員による模擬店なども予定する。
駐屯地開設63周年・航空学校創立66周年となる今年は、「明野レインボー」のパイロットによるサイン会が行われる。同駐屯地広報担当者は「航空自衛隊のブルーインパルスのパイロットのサイン会の人気にあやかって、今年初めて実施するが、初めてなのでどうなるか…。暖かく見守っていただければ」と話す。
そのほか、航空自衛隊の浜松基地(静岡県浜松市)から練習用ジェット機T-4(2機、9時53分~9時59分)、静浜基地(静岡県焼津市)からT-7(2機、10時42分~10時47分)、小牧基地(愛知県小牧市)から戦術輸送機C-130H(1機、10時47分~10時51分)、岐阜基地(岐阜県各務原市)から戦闘機F-4(1機、10時51分~11時)が飛行する。
開催時間は10時~15時(8時開門)。当日は近鉄明野駅から無料シャトルバス(7時50分~)を運行する。