伊勢神宮内宮(ないくう)前と「おかげ横丁」(伊勢市中之切町)一帯で11月10日・11日、全国の太鼓打ちが2日間太鼓をたたく「神恩感謝(しんおんかんしゃ) 日本太鼓祭」が開催された。
2003年9月から開催している同祭は今年で16回目。伊勢神宮に「太鼓の響き」を奉納し、和太鼓を通じ日本文化の素晴らしさを伝えようと毎年この時期に開催している。
両日、「太鼓芸能集団 鼓童」(新潟県)、「豊の国ゆふいん源流太鼓」(大分県)、「御陣乗 太鼓保存会」(石川県)、「三宅島芸能同志会」(東京都)、「愛宕陣太鼓連響風組」(福島県)、「熊野鬼城太鼓」(三重県)、「備中温羅太鼓」(岡山県)、「舞太鼓あすか組」(奈良県)、「和太鼓集団 志多ら」(愛知県)、「霧島九面太鼓 和奏」(鹿児島) 、「神恩太鼓」(伊勢市)、「見留知弘・ヒダノ修一」、「和太鼓グループ 響座いなせ組」(松阪市)、「南島豊漁太鼓」(南伊勢町)、「四日市諏訪太鼓龍雅」(四日市市)、「美里龍神太鼓」(津市)の16団体が、「おかげ横丁太鼓櫓」「五十鈴川河川敷特設舞台」「五十鈴川野遊びどころ中庭会場」の3会場をローテーションしながら思い思いのスタイルで太鼓をたたき、会場を沸かせた。
鼓童の藤本吉利さんは「伊勢に来ると多くの仲間と出会うことができ、またそれぞれの太鼓演奏を見て聞くことができるので毎年楽しみにしている。早朝から並んで一番前で聞いてくれるお客さまも多く、普段はお金を出さなければ聞けないグループばかり。プロの演奏を目の前で聞くことができるのでとても喜んでもらっている。いつまでも日本太鼓祭が続けていけるように願う」と話す。