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伊勢神宮がドローンなど使った4K動画4本配信 視聴者の75%が50~60代男性

伊勢神宮がドローンなど使った4K動画4本配信 視聴者の75%が50~60代男性(画像は伊勢神宮のホームページをキャプチャー)

伊勢神宮がドローンなど使った4K動画4本配信 視聴者の75%が50~60代男性(画像は伊勢神宮のホームページをキャプチャー)

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 伊勢神宮が12月17日、ドローンやタイムラプスなどを活用した動画4本「神宮を感じるFEEL JINGU」をインターネット上に公開した。

【その他の画像】伊勢神宮宇治橋上空をドローンで撮影

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 伊勢神宮は2000年に公式ホームページを初公開し、2015年12月14日にリニューアル。同年11月10日、ユーチューブの伊勢神宮公式チャンネルに「SOUL of JAPAN」を公開。同年11月27日にフェイスブックページを登録、同年12月8日にインスタグラムアカウントを開設した。

 動画はホームページやユーチューブ、インスタグラムで見ることができ、「天(あめ)」「地(つち)」「祈り」とダイジェスト版の「産霊(むすひ)」の4本を制作。

 映像は全て4Kの高画質で撮影、ユーチューブのPC版なら4K映像も視聴可能となっている。「天」では太陽、雲や星の動きなどを2分50秒に、「地」では五十鈴川や神宮の森、大地や緑を2分30秒に、「祈り」では神宮の祭りを中心に、黒田清子神宮祭主の祭典奉仕の姿、初穂曳きの様子などを2分53秒に、それぞれ編集。ダイジェスト版では3本の動画を2分45秒にまとめた。

 宇治橋上空を一気に上昇し、五十鈴川を鳥のように俯瞰(ふかん)し、高いところで上空150メートルまで上がったりしながらドローンで撮影した。2016年12月16日の内宮(ないくう)月次祭(つきなみさい)の深夜の祭典「由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)」の最中に約2時間、タイムラプスで撮影、月明かりと星の動きと、祭典を照らす庭燎(ていりょう)と松明(しょうみょう)の赤い光が映し出されている。

 神宮司庁広報担当の音羽悟さんは「タイトルの『天』『地』『祈り』は天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅(しんちょく)を元とし、天と地からの恵みに感謝し、米作り『稲作』を中心とする五穀豊穣を祈り続けていること。ダイジェスト版で付けた『産霊』はどちらの漢字も『うまれる』という言葉で、万物の創生、ものごとの始まりを意味する。神宮の祭りの原点が祈りにあり『産霊』に集約される」と説明する。

 音羽さんは「これまで動画を閲覧した人を確認すると、視聴者の約75%が50~60歳の男性であることが分かった。今回の映像は若い人たちに何かを感じてほしいと思い作った。見て感じて、伊勢神宮を訪れていただければ」と呼び掛ける。 

 12月26日20時現在で、伊勢神宮のユーチューブのチャンネル登録数は4848人で、今回の4本を加えると25本が公開されている。動画再生回数は、「天」=1941人、「地」=1358人、「祈り」=1719人、「産霊」=3943人。インスタグラムの「いいね」数は9万2846で、390件の写真(動画)がアップされ、12月17日にアップした動画は9805人が閲覧した。フェイスブックページは7万7408人が「いいね」登録を行い、動画の再生回数は2万1000回を超えている。

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