陸上自衛隊航空学校・明野駐屯地(伊勢市小俣町)で1月8日、新年初訓練となるヘリコプター10機による年頭編隊飛行が行われた。
この日、航空学校の教官ら約250人が訓練開始式に整列し、航空学校長兼駐屯地司令・陸将補の服部正さんが訓練に励み、安全を心掛けるようにと訓示を垂れた。
その後、年頭編隊飛行が行われ、駐屯地を離陸した編隊は明和町、松阪市上空を折り返し、駐屯地滑走路を約90メートルまで高度を下げ、伊勢市、鳥羽市の高度2000フィート(約600メートル)上空、飛行距離約70キロを約30分間飛んだ。
編隊飛行は、練習機TH-480B(エンストロム)3機、多用途ヘリコプターUH-1(ヒューイ)1機、同ヘリコプターUH-60JA(ブラックホーク)2機、対戦車ヘリコプターAH-1S(コブラ)3機、輸送ヘリコプターCH-47JA(チヌーク)1機の計10機。純国産の観測ヘリコプターOH-1(ニンジャ)、戦闘ヘリコプターAH-64D(アパッチ)は編隊には加わらなかった。
明野駐屯地のヘリコプター隊は、昨年の岡山や広島で発生した「平成30年7月豪雨」へもいち早く現地に赴き、人命救助や物資輸送を行い活躍した。