伊勢市出身のプロカメラマン高田健司さんの写真展が現在、横山ビジターセンター(志摩市阿児町、TEL 0599-44-0567)で開催されている。主催=伊勢志摩国立公園自然ふれあい推進協議会、共催=三重県農林水産部みどり共生推進課。
同センターは環境省が整備する全国の国立公園内にある34カ所の内の一つで、標高203メートルの横山にある横山展望台などが「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」1つ星を獲得している。昨年8月5日、横山展望台をリニューアルし「横山天空カフェテラス」をオープンした。
高田さんは、1953(昭和28)年に伊勢神宮内宮(ないくう)の門前町で生まれ、カメラが趣味だった父の影響を受け小学6年で初めてカメラを手に。現在伊勢志摩の風景や野生動物、天体などの自然や伊勢神宮の祭典のほか鈴鹿サーキットなどで開催されるモータースポーツなどを撮る。
同展は、環境省が進める「国立公園満喫プロジェクト」支援事業の一環として伊勢志摩国立公園の魅力を発信するとともに世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化することを目的に開催する。
写真は、1期(3月1日~31日)、2期(4月1日~5月12日)に分け30~40点の作品を入れ替えて展示。現在は、横山展望台からの英虞湾や伊勢神宮宇治橋大鳥居からの朝日、二見興玉神社夫婦岩からの富士山など、伊勢志摩の風景写真を展示する。同10日(13時~16時)には高田さんによる「初心者のためのデジタルカメラ教室&トークショー」(参加無料)を行う。
同センター事務局長の伊藤芳正さんは「高田さんの切り取った写真を通して伊勢志摩国立公園の魅力を伝えることができれば。撮るのがもっと好きになる高田さんによるデジタルカメラ教室にも気軽に参加していただければ」と呼び掛ける。
営業時間は9時~16時30分。