志摩スペイン村パルケエスパーニャとホテル志摩スペイン村(以上志摩市磯部町)の入社式が3月11日、同ホテルで行われた。
両社の入社式は、春休みの繁忙期を迎える前に仕事を覚え即戦力として活躍してもらおうと毎年この時期に行われている。新入社員はこの春、高校や短期大学を卒業した計12人(いなべ市1人、伊勢市2人、明和町1人、志摩市2人、南伊勢町1人の県内7人と県外5人)。
この日は、志摩スペイン村の中根博文社長、仲村美信ホテル総支配人、駒田朝則テーマパーク支配人が同席したほか、同パークのキャラクター「ドン・キホーテ」と「ダルシネア」がタキシードとピンクのドレス姿で新入社員を激励に訪れた。
中根社長は「1994年にオープンして今年25周年を迎える。これまで4600万人を越えるお客様にご利用いただいた。『パッション(情熱)』を持って業務に取り組んでほしい。明るい心で毎日過ごすようお客様を『スマイル(笑顔)』で出迎えてほしい。自分の思いを相手に伝えるコミュニケーションの努力を惜しまず『アミーゴ(仲間・友だち)』と協力し合い大きな成果を生み出してほしい」と激励した。
新入社員代表を務めた西崎拓真さんは「お客様に感謝と笑顔を忘れず、精進し行動する」「また来たいと思ってもらえるようなパークの環境づくりに努力する」「常にチャレンジ精神を持ち向上心を持って励む」と誓いの言葉を述べた。
兵庫県西宮市出身の今井彩華さんは「人を楽しませることが好きで人と深く関わる仕事に就きたいと思い志摩スペイン村を志望した。短大の観光学科で学んだことや学生時代にほかのテーマパークでアルバイトした経験などをい生かしたい」と話す。いなべ市出身の登康彦さんは「外国料理に興味があり、志摩スペイン村でスペイン料理を習得したいと思った。本場のスペインにも行くことができれば」と期待を膨らませた。
両社の社員になると、社員ID提示で自由にパークへ入園できるほか、毎年入園パスポート券10枚の支給、スペイン旅行補助制度(要レポート提出)、従業員割引制度などのインセンティブがある。
新入社員は14日までの研修のあと、テーマパークやホテルなどに配属され、ユニフォームが支給される。