志摩市観光協会(志摩市阿児町、TEL 0599-46-0570)が募集していた「御食国(みけつくに)志摩 写真コンテスト」の審査発表が3月21日、大王美術ギャラリー(大王町)2階展示室で行われた。
【その他の画像】「御食国(みけつくに)志摩 写真コンテスト」
1998年度に始まり、これまで隔年開催で第10回の歴史を持つ「絵かきの町・大王写真コンテスト」の指定条件が志摩市大王町に限定したものを、志摩市全域にエリアを拡大して始まった同コンテスト。第1回のコンテストには全国から220点の応募があり、グランプリ作品1点、準グランプリ作品2点、特別賞作品8点、入選作品23点の34点が選ばれた。グランプリには賞金20万円、準グランプリには賞金5万円を副賞に付ける。
グランプリは、海に浮かぶ島の真上から立ち上がる夏の天の川を撮影した伊勢市出身の城真幸さんの作品が、準グランプリは、的矢神社(磯部町)獅子舞が舞う姿をとらえた志摩市出身の大形直樹さんの作品と、地中海風の町並みを再現した志摩地中海村(浜島町)の鉢植えの前でポーズをとるカップルを写した四日市市出身の辻春代さんの作品がそれぞれ選ばれた。
審査委員は、伊勢市出身の写真家で伊勢市美術展覧会審査委員長を務める鈴木一弘さん、滋賀県出身の風景写真家で伊勢市美術展覧会写真の部の審査委員などを務める岩咲滋雨(いわさきじう)さんが務めた。
鈴木さんは「志摩はどこを切り撮っても作品になる素晴らしいところ。ぜひ多くの人に訪れてほしい。私の写真人生も志摩から始まった」と話す。岩咲さんは「現在、伊勢神宮やそのルーツの倭姫命(やまとひめのみこと)の足跡を追って撮影しているが、そこで出会う伊勢志摩の風景に毎回魅了されている。朝日や夕日、そして春夏秋冬ごとにとても美しく、多くの人に紹介したい」とコメントする。
同協会専務理事の西崎巳喜さんは「入選作品今後、志摩市の観光PRのために活用させていただく。これまでのコンテスト同様に隔年ごとに開催できればと思う。詳細はこれから話し合う予定」と説明する。
3月21日~4月8日、入選作品34点を展示する「第1回 御食国志摩 写真コンテスト展」が同ギャラリーで行われる。
開館時間は9時~17時(最終入館16時30分)。火曜・水曜休館。入場無料。