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2場所連続十両優勝の志摩ノ海関、志摩の海をバックに地元で握手会

2場所連続十両優勝の志摩ノ海関、志摩の海をバックに地元で握手会

2場所連続十両優勝の志摩ノ海関、志摩の海をバックに地元で握手会

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 2場所連続で十両優勝を決めた志摩市出身の志摩ノ海関(木瀬部屋)が3月26日、地元後援会の会員やファンらへ優勝を報告するために静養を兼ねて里帰りした。

【その他の画像】志摩の海をバックに写真撮影に応じる志摩ノ海関

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 今年初場所(東京)を東十両11枚目から、3月場所(大阪)を東十両筆頭から、共に13勝2敗の成績で優勝を果たし、2場所連続の十両優勝を達成した志摩ノ海関。十両の2場所連続優勝は2014年の7月(名古屋)と9月場所(東京)で優勝した栃ノ心関(春日野部屋)以来。栃ノ心関はその後、2018年の初場所を前頭3枚目から幕内優勝し、現在東大関に。

 この日志摩ノ海は、子どもの頃によく遊んだという太平洋が一望できる海女小屋体験施設「火場(ひば)広の浜」(志摩市志摩町)に設置された舞台に上がり、祝福に訪れた地元支援者約200人に感謝の言葉を述べた。四股(しこ)名となる志摩の海をバックに笑顔で写真撮影や握手で支援者と和んでいた。

 志摩ノ海関は「今場所初日で幕内の千代翔馬関(九重部屋)に星を奪われた。初めての幕内力士との対戦だったことで緊張もしたが、どのタイミングで試合が始まるのかわからず戸惑ってしまった…。そのおかげで気を引き締めることができた。初心に帰って四股から踏み直し稽古に取り組んだのが良かった。幕内に上がれることを父が一番見たかったと思う。明日墓参りに行って優勝を報告したい」と話す。

 後援会会長の山下弘さんは「今場所の優勝では地元の海女さんらが取ったアワビやサザエを大阪まで持って行った(初場所では伊勢エビを持参)。トントン拍子で勝ち上がり地元は大いに盛り上がっている。5月場所での新入幕は間違いないと思うが、まずは無理せず8勝を目標にして、幕内をキープできるように活躍してもらえれば」と期待を寄せる。

 志摩ノ海関は、志摩市志摩町出身、本名=浜口航洋。志摩市立布施田小学校、志摩市立和具中学校(志摩町)、明徳義塾高(高知県)、近畿大学(大阪府)体育会相撲部を卒業後、木瀬部屋(東京都墨田区)へ入門。2012年5月、「浜口」として初土俵を踏み、2016年5月場所で勝ち越し、新十両に昇進した。四股名の志摩ノ海は「自分が勝つことで志摩市を全国にアピールしたい」と志摩市の「志摩」と師匠の木瀬親方(元前頭「肥後ノ海」)の「海」からとった。

 志摩ノ海関は、3月31日に神宮会館(伊勢市宇治中之切町)内の神宮相撲場で行われる「神宮奉納大相撲」、4月6日にサオリーナ(津市北河路町)で行われる「大相撲津場所」でそれぞれ取り組みを行う予定。

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