志摩スペイン村(志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333)が今年4月22日に開園25周年を迎える。
志摩スペイン村は、国の総合保養地域整備法(リゾート法、1987年施行)の全国第1号の承認を受けた三重県の「三重サンベルトゾーン」構想(特定地域面積15.6万ヘクタール、重点整備地区面積2.2万ヘクタール)の中核施設として1994年4月22日に開業。
スペインの街並みを再現し、スペイン人ダンサーによるフラメンコショーやアトラクションなどスペインの魅力を伝えるリゾート施設でテーマパーク「パルケエスパーニャ」とリゾートホテル「ホテル志摩スペイン村」、天然温泉「ひまわりの湯」の3施設で構成。近畿日本鉄道(大阪市)などが伊勢志摩地域の活性化のため600億円以上をかけて造った。
近鉄は、同時期に新型特急「伊勢志摩ライナー」(23000系)を投入、志摩線(鳥羽駅から賢島駅までの区間)の改良、複線化にも取り組んだ。その後伊勢神宮式年遷宮に合わせて2013年3月21日に新型観光特急「しまかぜ」(50000系)を投入、伊勢志摩地域へ新しい「かぜ」を吹き込んだ。
同パークの入園者は、1997年6月4日に1000万人、2002年6月23日に2000万人、2010年4月25日に3000万人、2014年10月4日に4000万人を達成。2019年3月末現在で4600万人以上が来場する。
現在、同パークでは25周年を記念したさまざまな企画「25th アニバーサリー」が行われている。第1弾として2月9日、フラメンコショー(予約制、1ドリンク付き大人=500円)を一新。スペイン南部の港町「カディス」の明るく楽しいカーニバルをイメージしたショー「エントレ・ドス・アグアス」を1日2回~3回「カルメンホール」で開催している。
3月23日には第2弾として、期間限定の体感型ウオークスルーアトラクション謎解き屋内迷路「メイズ25~黄金王からの挑戦状~」がエンバシーホールに登場。さまざまな試練をクリアしながら隠された25個の文字を見つけ謎を解き明かし黄金王と呼ばれた冒険王が隠した財宝を探し出す。広報担当の柴原励治さんは「大きな口を開けたワニに驚くと先に進めないかも」とコメントする。実施期間は9月1日まで。
ゴールデンウイークが始まる4月27日からは夜を演出するプロジェクションマッピングが新作「太陽、月、ラプソディア。」に変わる。
柴原さんは「新しいプロジェクションマッピングも期待してほしい。4月22日には来場者に感謝の気持を込めてアニバーサリーキーホルダーを先着1000人にプレゼントする」とPRする。
「現在パーク内の飲食店では、25周年にちなみ『25』の数字にこだわった料金メニューを用意、伊勢志摩産の伊勢エビを使ったぜいたくなパエリヤセット(3,500円)や伊勢エビ長寿鍋御膳(4,000円)など数量限定で、『25th』にちなんだ限定スイーツ、キャラクターをモチーフにしたメニューなど提供中。気軽に足を運んでいただき、限定メニューを食べてどんどんインスタに投稿していただければ」と呼び掛ける。
三重県民にはパスポート料金を約25%割引き(三重県在住の証明書提示)、年間パスポートも4月22日までの期間購入者に25%割引き、「学割満喫パスポート」は3月31日までの期間限定で1人=2,500円で販売する。
通常のパスポート料金は、大人=5,300円、中人(中学・高校生)=4,300円、小人・シニア(60歳以上)=3,500円。営業時間は、3月23日~4月6日=9時30分~18時、4月7日~26日=9時30分~17時。