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文筆家の千種清美さん 「三重の神饌」刊行、マグロの塩漬け供える祭りなど紹介

文筆家の千種清美さん 「三重の神饌」刊行、マグロの塩漬け供える祭りなど紹介

文筆家の千種清美さん 「三重の神饌」刊行、マグロの塩漬け供える祭りなど紹介

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 伊勢神宮や伊勢志摩の文化についての解説や執筆活動を行う文筆家の千種清美さんが3月25日、三重の祭りの食について書いた「三重の神饌(しんせん) 神に供える御膳」(風媒社)を出版した。

【その他の画像】千種清美さん執筆「三重の神饌 神に供える御膳」

 明和町在住で同町観光大使などを務める千種さんは、NHK津放送局アシスタント、三重の地域誌「伊勢志摩」編集長を経て、文筆家として活動。皇学館大学(伊勢市神田久志本町)の非常勤講師も務める。

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 同書は岡田文化財団(三重郡菰野町)の助成を受け、昨年刊行した「三重 祭りの食紀行」に続く第2弾。神と人とが共に食する「神人共食(しんじんきょうしょく)」に祭りの本質を見いだし、三重県全域にまたがる各地の祭りで供えられる神饌について、千種さんが直接取材・撮影した内容をまとめた。

 今回は、第1弾からの「海魚」に4社(大賀神社、伊射波神社、八柱神社、宇氣比神社)の祭典で供えられた神饌を紹介、そのほか「酒」「飯」「すし」のカテゴリーでまとめ、3社(猿田彦神社、神宮神田、伊雑宮御料田)の「御田植祭と食」についても紹介する。

 千種さんは「前回は日本人の主食である『コメ』に重きを置いたが、今回はその副食、『魚』に注目した。神社の神饌で魚というとタイが多いが、今回取材した祭りでは、マグロやボラ、トビウオといった珍しいものも。三重県は1084キロにおよぶ海岸線がある水産県。さまざまな漁法でさまざまな魚を得てきた。祭りの神饌にもさまざまな魚類が選ばれていて興味深かった」と話す。

 千種さんは「祭りの取材を重ねる度に文章による記録の必要性を感じた。先人の記録をたどりながら取材をさせていただいたが、当時と変わったところ、地元の人も分からないことなども多く、少しでも記録の更新になれば」とも。

 A5判並製、カラーグラビア含み116ページ。価格は1,080円。アマゾン、三重県内の書店などで取り扱う。

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