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伊勢の郷土料理「伊勢うどん」専門店、世界で初めてミシュランガイドに

伊勢の郷土料理「伊勢うどん」専門店、世界で初めてミシュランガイドに

伊勢の郷土料理「伊勢うどん」専門店、世界で初めてミシュランガイドに

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 伊勢うどん専門店の「山口屋」(伊勢市宮後、TEL0596-28-3856)が、5月17日発売の「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版」(3,240円)にミシュランプレート店として掲載される。

【その他の画像】伊勢うどんの老舗店「山口屋」

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 国内の20、21、22エリア目になる「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」は、日本ミシュランタイヤが発行するガイドブック。「うどん」のジャンルでは、愛知県8店(ビブグルマン2店、ミシュランプレート6店)、岐阜県1店(同1店、同0店)、三重県2店(同0店、同2店)の計11店が選ばれ、全国で73店(同30店、同43店)になった。

 伊勢神宮、お伊勢参りと共に独自の進化を遂げた伊勢の郷土料理「伊勢うどん」は、太くて柔らかいうどんとたまりしょうゆの黒い濃厚なたれを絡めて食べる。昭和初期創業の同店は「伊勢うどん」専門店。これまで「讃岐うどん」専門店の紹介はあったが「伊勢うどん」の専門店のミシュランガイド掲載は世界初になる。

 八丁みそで煮込む愛知県の郷土料理「味噌(みそ)煮込みうどん」を提供する店は8店中6店、「香露(ころ)」というたまりしょうゆとかつおだしの効いた独特のつゆで食べる「ころうどん」の信濃屋(岐阜県多治見市、TEL 0572-22-1984)は岐阜県から選ばれたが、形状が平らな麺の愛知県の「きしめん」の専門店は入らなかった。

 5月14日に中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)で行われた出版記念パーティーには東海3県の料理人700人以上が出席。同店3代目店主の山口敦史さんも参加し、自店の掲載発表のアナウンスを待っていた。山口さんは「なんとか伊勢うどんが取り上げられてうれしい」と笑みを浮かべる。

 「伊勢うどん大使」を務めるコラムニストの石原壮一郎さんは「伊勢うどん専門店の山口屋さんが、世界で初めてミシュランガイドに。こんなうれしいことはない。長く太くやわらかく伊勢うどんの伝統を守ってきた山口屋さんはじめ、伊勢うどん関係者の皆さまの努力と情熱のたまものだと思う。伊勢うどんのおいしさとともに、全てをふんわり受け止める伊勢うどんスピリッツが、世界にどんどん広まり、世界が平和な時代に向けて大きく前進したとも言える。多様な価値観を認め合うことで生まれる幸せ、やわらかく絡み合うことの大切さなど、今の世界に必要なのは伊勢うどんスピリッツ。これからも伊勢うどんの魅力をどんどん広めていってほしい」と話す。

 山口屋の営業時間は10時~19時。木曜定休。

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