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志摩出身女子バレーメダリスト山口舞選手が引退報告 真珠いかだで遊んだ経験生かされた

志摩出身女子バレーメダリスト山口舞選手が引退報告 真珠いかだで遊んだ経験生かされた

志摩出身女子バレーメダリスト山口舞選手が引退報告 真珠いかだで遊んだ経験生かされた

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 2012年のロンドンオリンピック女子バレーボール銅メダリストで、岡山シーガルズで活躍した志摩市出身の山口舞選手が5月27日、志摩市役所を訪れ、竹内千尋志摩市長に現役引退を報告した。

【その他の画像】ロンドン五輪銅メダリストの山口舞さん

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 山口さんが市役所玄関に入ると職員や市民から大きな祝福の拍手を受け、竹内市長から花束が手渡された。職員は「山口舞選手 感動と希望をありがとう。長い間お疲れ様でした」と書かれたメッセージも用意した。

 山口選手は、同市志摩町出身、1983(昭和58)年7月3日生まれ。和具小学校、和具中学校を卒業、大阪国際滝井高校(大阪府守口市)に進学し、2002(平成14)年岡山シーガルズ(岡山県岡山市)に入団。2009(平成21)年全日本女子代表メンバー登録、2010(平成22)年女子バレー世界選手権出場し銅メダル獲得、2011年ワールドカップ出場、2012年ロンドン五輪で代表選手12人に選ばれ、ウイングスパイカーとして活躍、日本(平成23)に銅メダルをもたらした。2013(平成25)年から岡山シーガルズのキャプテンに就任。2016(平成28)年リオデジャネイロ五輪出場、今年5月「第68回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」を持って引退。三重県スポーツ栄誉大賞、岡山県県民栄誉賞、志摩市スポーツ文化栄誉賞、志摩市スポーツ文化特別栄誉賞などを受賞。身長176センチ。最高到達点304センチ。通算出場セット数1317セット。

 竹内市長は「ロンドン五輪で銅メダルを獲得し、その活躍が志摩市民に勇気を与え、大きな励みになった。第二の人生も大いに活躍してほしい」とねぎらった。

 山口さんは「これまでつらいことは何度もあった。そんな時、地元の応援が心の支えになった。心温まるメッセージで頑張ろうと思った。スピードを武器にこれまでやってこられたのは、子どものころ真珠いかだの上で遊ぶなど、志摩の自然の中で過ごしたことがバレーに生かされたのだと思う。五輪メダル獲得は幼少期の経験のおかげ。これまで応援していただきありがとうございました」と話す。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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