志摩スペイン村パルケエスパーニャ（志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333）に今年もスタージャスミンの花が満開となり現在、園内に芳醇（ほうじゅん）な香りを漂わせている。

【その他の画像】志摩スペイン村のスタージャスミンと「ドン・キホーテ」

　スタージャスミンは、キョウチクトウ科、蔓（つる）性植物で熱帯アジア原産。10メートル以上の茎を伸ばし、枝の先端に純白の花をつけ開花する。全株にタンニンを含み、薬用植物としても知られ、甘い香りは不安感を和らげ、リラックス効果があると言われている。

　約100メートルのメインストリート「エスパーニャ通り」や「マヨール広場」の壁面35カ所に計126株を植栽し、枝の長さは長いもので15メートルを超える。同パークのキャラクター「ドン・キホーテ」もスタージャスミンの木のそばで「いい香り」と香りをアピール。

　広報宣伝課長の柴原励治さんは「今が一番の見頃。入場されて『エスパーニャ通り』を進むと、まず最初にジャスミンの香りに包まれる。開業当初は人工の緑でカムフラージュしていたが、スタージャスミンを植えてみたところしっかりと根を張り毎年5月から6月に花をつけるようになった。開園25周年の歴史が枝の長さを物語っている。ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

　通常の入園パスポート料金は、大人＝5,300円、中人（中学・高校生）＝4,300円、小人・シニア（60歳以上）＝3,500円。7月5日までの営業時間は9時30分～17時。