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伊勢の二輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」南本宗一郎選手、アジア大会で初優勝

伊勢の二輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」南本宗一郎選手、アジア大会で初優勝(撮影=野田雄彦)

伊勢の二輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」南本宗一郎選手、アジア大会で初優勝(撮影=野田雄彦)

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 伊勢の二輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」(伊勢市小俣町)の南本宗一郎選手(♯22)が6月29日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(5.821キロ)で開催されている「2019 FIMアジアロードレース選手権シリーズ 日本ラウンド」SS(スーパースポーツ)600のクラスにスポット参戦し、レース1で初優勝を飾った。

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 南本選手は、21チームが参加する予選レースを2位で通過、決勝のレース1(10周)を2番グリッドからスタートし、マレーシアの「Hong Leong YAMAHA Malaysia」のK.Daniel Kasmayudin選手(22分23秒836)とのバトルでラスト2周のシケインでトップに立ち逃げ切り、22分23秒031で初優勝、アジアナンバーワンとなった。3位はタイの「YAMAHA Thailand Racing Team」P.Boonlert選手(22分26秒289)。

 同レースは、アジアにおける二輪レースの頂点。1996年からシリーズがスタートし、鈴鹿では2013年から開催する。今シーズンからASB1000(アジアスーパーバイク1000)が新設されSS600とAP250(アジアプロダクション250)、UB150(アンダーボーン150)の全4クラスで競い合う。南本選手は昨年も鈴鹿大会だけ出場し、レース1で9位、レース2で12位と健闘している。

 現在19歳の南本選手は、「2019 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ」ST600クラスにフル参戦中。4月7日の第1戦ツインリンクもてぎ(4.801キロ)、5月26日の第3戦スポーツランドSUGO(3.737キロ)で共に3位、6月22日23日の第4戦筑波サーキット(2.070キロ)レース1、レース2を共に5位。ポイントランキングも31人中3位と年間チャンピオン射程圏内に付ける。昨年18歳で初参戦しSSTクラス3位表彰台を飾った「8時間耐久ロードレース(通称=8耐)」にも出場を予定している。

 南本選手は「スタートで出遅れ、前半焦ったが、後半は落ち着いたレース運びができ、最後にスパートかけることができた。自信はあったが、初優勝は素直にうれしい。やっと稲垣さんを表彰台に連れて行くことができた。明日のレース2も頑張ります」と笑顔を見せる。

 伊勢市出身・国際ライダーで同チームの監督を務める稲垣誠さんは「やっと勝てました。今年に入って、海外でのトレーニングや参加レースを増やし経験を積ませたことが成果になった。宗一郎も本当に頑張って取り組んでいるので優勝はその結果だと思う。8耐ももちろん、目指すはクラス優勝しか考えていない。引き続き頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と話す。

 南本選手は、30日の14時50分スタートの決勝レース2(10周)にも2番グリッドから出走する。

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