全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「南部九州総体2019」陸上競技(8月4日~8日)男子円盤投げで、 宇治山田商業高校(伊勢市)3年の鴨澤青海さんが準優勝になった。
8月8日に沖縄県のタピック県総ひやごんスタジアム(沖縄市)で行われた男子円盤投げ決勝。優勝したのは、同じ三重県の稲生高校(鈴鹿市)3年の三井康平さんで、1投目に50メートル23をマーク、鴨澤さんも最終の6投目に同記録に並んだが、セカンド記録の差で鴨澤さんが涙をのんだ。
2人は三重県大会でも切磋琢磨するライバル。鴨澤さんは「志摩陸上クラブ」出身で、現在の三井さんの顧問・南幸裕さんも志摩市出身で同クラブで鴨澤さんも指導を受けた間柄。
三井さんは「ずっと夢だった全国優勝を叶えることができとてもうれしい。中学校の時は県記録を作ったが、高校に入ってからは鴨澤君に負けていて、特に今年は春からずっと負けていたのでインターハイはやってやろうと思っていた」と話す。
鴨澤さんは「今回、負傷でインターハイ出場が叶わなかった仲間や山商の仲間など、みんなの気持ちを乗せて投げた。三井君と中学校の時から競り合って今がある。全力を尽くした」と笑みを浮かべる。