「2019 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 日本グランプリレース」が10月11日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)国際レーシングコース(1周5.807キロ)で開幕したが、台風19号の接近に伴い12日のスケジュールが全て中止となることが明らかになった。
11日9時45分、FIA(国際自動車連盟)とF1(フォーミュラ1)、日本自動車連盟(JAF)が協議の結果、観客、関係者の安全を最優先し、12日のスケジュールを全て中止すると発表した。F1公式予選レースは13日へと変更された。
現在決定している13日の主なスケジュールは、ポルシェカレラカップジャパン第11戦(8時50分~9時25分)、F1予選(10時~11時)、パドッククラブ・ピットウォーク(11時15分~12時15分)、ドライバーズパレード(12時30分~13時)、F1決勝レース(14時10分~16時10分)。
伊勢市出身の三宅淳詞選手が出場する予定だったFIA-F4サポートレースは、昨日の時点で全てのレースの中止を決定している。三宅選手は「将来は世界で戦いたいと考えているので、今回のF1が走る同じ舞台でレースができることを楽しみにしていたので、残念」とコメントを残す。
注目は、ホンダがエンジンを供給する「アストンマーティン・レッドブル・レーシング」(マックス・フェルスタッペン選手、アレクサンダー・アルボン選手)、「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」(ダニエル・クビアト選手、ピエール・ガスリー選手)。今シーズン「アストンマーティン・レッドブル・レーシング」はオーストリアとドイツで優勝し、ホンダの本拠地=鈴鹿での3勝目が期待される。鈴鹿でホンダエンジンでの優勝は「マクラーレン・ホンダ」から出場した1988(昭和63)年の故アイルトン・セナ選手、1991(平成3)年のゲルハルト・ベルガー選手。
11日の1回目のフリー走行では、「メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ」のバルテリ・ボッタス選手が1分28秒731でトップタイム、「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」から特別に参加した山本尚貴選手は17番手1分32秒018のタイムだった。
13日の開門時間は、メインゲート=7時~、シケインゲート=8時~、その他のゲートは7時30分~。