天皇陛下は11月23日、伊勢神宮内宮(ないくう)をご参拝され、「即位の礼」「大嘗祭(だいじょうさい)」を終えたことを皇祖神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)に報告した。
外宮親謁の儀と同様に、天皇陛下は「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に「立纓御冠(りゅうえいのおんかんむり)」を身に着け、儀装馬車に乗り、皇后陛下は「御五衣(おんいつつぎぬ)」「御唐衣(おんからごろも)」「御裳(おんも)」に「大垂髪(おおすべらかし)」のお姿でオープンカーの御料車に乗り、「即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁(しんえつ)の儀」に臨まれた。
この日、内宮に納められている「鏡=八咫鏡(やたのかがみ)」と合わせて、皇位継承の象徴とされ歴代の天皇から引き継がれてきた「剣=草薙剣(くさなぎのつるぎ)」と「璽(じ)=八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)」とともに「三種の神器」がそろった。
「三種の神器」は、今年2019(平成31)年4月17日~19日、上皇上皇后(当時天皇皇后)陛下が伊勢神宮に退位されることを天照大御神に報告するために伊勢神宮をご参拝された際にもそろい、平成から令和の今年になって2回そろうことになった。