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伊勢・おかげ横丁に「いかだ荘」出店 伊勢志摩プレミアムオイスター味わって

伊勢・おかげ横丁に「いかだ荘」出店 伊勢志摩プレミアムオイスター味わって(撮影=岩咲滋雨)

伊勢・おかげ横丁に「いかだ荘」出店 伊勢志摩プレミアムオイスター味わって(撮影=岩咲滋雨)

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 志摩でかき料理を提供する旅館「いかだ荘 山上(さんじょう)」(志摩市磯部町、TEL 0599-57-2035)が3月26日、伊勢神宮内宮(ないくう)前・おかげ横丁内にかき料理とすしを提供する飲食店「横丁 いかだ荘」(伊勢市宇治中之切町、TEL 0596-23-8829)をオープンした。

【その他の画像】的矢かき+伊勢志摩プレミアムオイスター各2個食べ比べセット

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 三重ブランド第1号認定のブランドカキ「的矢(まとや)かき」を使ったフルコースなど、かき料理をメインに提供する「いかだ荘 山上」は1957(昭和32)年5月3日創業。今年で創業63年目を迎える。3代目社長の井坂泰さんは2016(平成28)年11月18日、一年中食べることができる新たなカキブランド「伊勢志摩プレミアムオイスター」の生産・販売を行う「オイスターファームラフト」(志摩市磯部町、TEL 0599-57-2741)を設立し、世界市場を見据えた取り込みを行っている。

 カゴに入れたカキをイカダにつるす「的矢発」の垂下式養殖法(全国のカキ養殖のほとんどが垂下式養殖法を採用)で作る「的矢かき」に対して、人工種苗による三倍体カキを専用ボックスに入れるシングルシード養殖法で、潮の干満を利用する潮干満帯養殖法(オーストラリア方式)で作る「伊勢志摩プレミアムオイスター」。共に20時間以上の滅菌処理を施し、提供する。

 店舗は、おかげ横丁内のとんかつ専門店「もくとん」に隣接。「伊勢戸田家料庵(りょうあん)」(伊勢市大世古)で3年間、「旅館 浜千代館」(伊勢市二見町)で4年間、料理長を務めた料理歴24年の潮見真範(なおのり)さんが料理長に。料理歴41年の鳥羽市答志島出身の下村三芳(みよし)さんがすしを握る。フランス語でエカイエ、英語でシャッカーと呼ばれるカキを選別し開けて提供する専門のスタッフも配置する。席数は、1階=カウンター席11席、座敷席6席、2階=テーブル席38席、座敷席6席。

 井坂さんは「新店舗は『伊勢志摩プレミアムオイスター』をはじめ、『的矢かき』、夏場の『的矢の岩牡蠣』を全国の人に食べてもらいたいとの思いから出店した。『伊勢志摩プレミアムオイスター』と『的矢かき』の食べ比べや、カキの料理や食べ方などをご提案できるアンテナショップのようになれば」と話す。

 井坂さんは「『伊勢志摩プレミアムオイスター』は甘くうま味を凝縮したプレミアムなカキ。シングルシード養殖法は、たくさんの餌を効率よく食べさることができるので、小粒だが形の良いきれいなカップ状の殻ができるのが特長。従来の養殖法よりも手間はかかるが、良質で世界に通用するカキを追求した結果、この方法にたどり着いた」と話す。「『伊勢志摩プレミアムオイスター』や伊勢志摩の新鮮な海の幸で握った江戸前の握りずしに合う、スロベニア原産のいかだ荘オリジナルワイン『高嶺(たかね)』も用意する。伊勢志摩を満喫していただければ」とも。

 メニューは、「伊勢志摩プレミアムオイスター」生かき(385円)、「的矢かき」(10月~4月)生かき1個、焼きがき1個(以上440円)、カキフライ3個(1,100円)、かきずし1貫(990円)、的矢かき+伊勢志摩プレミアムオイスター各2個食べ比べセット(1,540円)、すし、茶わん蒸し、赤だしが付く握りずしは、金波(4,400円)、荒磯(3,300円)、漣(2,200円)、松花堂弁当(3,850円)、波切節鯛茶漬け(2,200円)、期間限定の「名代的矢かきづくし」(6,600円)など。ドリンクは、三重県産地酒(グラス880円~、一合1,320円~)、いかだ荘オリジナルワイン「高嶺」(グラス1,100円、ボトル5,280円)、生ビール(825円)など。

 営業時間は11時~17時、18時~21時(水曜・木曜は11時~17時のみ営業)。現在、新型コロナウイルス感染予防のため18時閉店(4月12日までの予定)。

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