創業60余年の精肉店「肉の喜多家」(志摩市浜島町、TEL 0599-53-0278)が昨年10月から販売するブランド豚「志摩あおさ豚」で加工した商品「燻製ロースハム」「ポークウインナー」「フランクフルト」の3品が3月26日、志摩市が認定する「志摩ブランド」に選ばれた。
「志摩あおさ豚」は三重県が全国一の生産量を誇るアオサを飼料に入れて食べさせて育てた豚。2017(平成29)年度のみえ農商工連携推進ファンド助成事業として堤養豚場(志摩市磯部町)と同社が連携し作り上げたブランド豚。
同社代表の井上恵子さんは「アオサは出荷できないものを買い取り、ゴミなど不純物を取り除き天日干しにしたものを飼料に加えて食べさせたところ、食欲増進につながり、肉質の良い豚肉になった。堤養豚場は『健康美豚(けんこうびとん)』というブランド豚でも高く評価されていた。その『健康美豚』にアオサを食べさせて『志摩あおさ豚』にバージョンアップした。志摩の特産品『アオサ』と共にアピールできれば」と話す。
「志摩あおさ豚」を使った商品ラインナップは全部で7種類。「燻製ロースハム」100グラム(972円)、「もも生ハム」100グラム(486円)、「ポークウインナー」120グラム(432円)、「フランクフルト」2本入り160グラム(540円)、「塩麹漬け(ロース、肩ロース)」200グラム(864円)、「スタミナ漬け(バラ)」200グラム(756円)、「しゃぶしゃぶセット」(2,160円~)。
井上さんは「一般の販売と合わせて、レストランやホテルなど業務用での取引もさせていただきたいと思う。店頭では精肉(ヒレ、ロース、肩ロース、バラ)の販売も行っているので気軽にご購入いただければ」とも。
販売は、同社浜島店とネットショップ、「恵みの郷 志摩街道」(志摩市磯部町、TEL 0598-56-8001)。