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<伊勢志摩からヒット商品を創る>アオサ関連商品が伊勢志摩でブレイク!商品開発案件が次々に

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2008年10月10日、志摩市の重点事業「あおさプロジェクト」が始動した。

同プロジェクトは、三重県が全国生産の6割を占め、そのうちの約3割を同市が占める特産品「あおさ」のPRと消費拡大、高品質で安定生産できるアオサ養殖の技術研究などを図り、アオサ養殖の総合的な振興を目指すもの。時を同じくして同市商工会でも国の「地域資源∞全国展開プロジェクト」の一環で「あおさグルメ開発事業」として「あおさ」に注目した商品郡の開発に取り組んでいた。志摩市「あおさプロジェクト」志摩市商工会「地域資源∞全国展開プロジェクト」

アオサまんは食べると驚きの味。ピンク色のものは伊勢エビまん。どちらもこの地ならではのオリジナル商品。 伊勢神宮内宮の門前町「おはらい町」入り口に2008年12月22日オープンした「帆風(ばんぶー)」(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-28-7785)では、オープンに合わせてオリジナル限定販売の伊勢エビまん(450円)、あおさまん(300円)、祝豚まん(250円)が完成した。「あおさまん」を試食した時の衝撃は今でも印象的だ。

「伊勢エビまん」「あおさまん」新発売、伊勢「おはらい町」入り口に開店(伊勢志摩経済新聞)2009-01-02 17:30:00

あおさ焼酎、シーズン初めの最も高級で香りも色もいい最高の品質を使用。 昨年11月に販売を開始したあおさ焼酎「この空 この海 このあおさ」(1,260円)は、2週間で1,000本、2カ月で計2,000本を売り上げる人気になっている。同商品を企画販売するマサヤ(度会郡南伊勢町宿浦、TEL 0599-69-3111)の田岡正広さんは「地元の遠洋漁業で世界中の港で世界の酒を飲み続けてきた漁師さんに今まで飲んだ焼酎の中で一番うまい」と絶賛された。
あおさ焼酎「この空この海このあおさ」売れ行き好調、南伊勢町(伊勢志摩経済新聞)2009-01-20 05:11:00

同市商工会では試行錯誤の結果、シソ、南高梅、夏ミカン、ブルーベリーのエキスにあおさから成分を抽出した「ラムナン硫酸」をミックスした「アオサジュース」を開発。そのほか、「アオサしょう油」「即席アオサ味噌汁」「アオサハンドクリーム」などを開発し、都内で開催された「グルメ&ダイニングスタイルショー」や「アグリビジネス創出フェア」「ニッポンいいもの再発見」などに積極的に出展し全国に「アオサ」をPRする。

タラサ志摩の青さ入りフランスパン。ここから青さ関連商品が増えていった。 「あおさブーム」の火付け役になったのは、1993年にタラサ志摩ホテル&リゾート(鳥羽市浦村町白浜、TEL 0599-32-1111)で販売されたフランスパンの「あおさパン」の登場だろう。これまで「アオサ」=「味噌汁の具」もしくは「佃煮の原材料」としてしかイメージできなかったものを、柔軟にいろいろな商品に活用できるものとして認識させた功績はたいへん大きい。「あおさパン」は今でも同ホテルの人気商品で、インターネットからの注文に対応しているという。
「あおさ」商品ぞくぞく、志摩市の「あおさプロジェクト」順調に(伊勢志摩経済新聞)2008-10-12 13:11:00

開花亭ののりらぁめん。青さの香りが食欲をそそる。 三重県内で一番の人気ラーメン店「美味し国WAFUらぁめん 開花屋 楽麺荘」(伊勢市御薗町長屋、TEL 0596-21-5025)のメニューには、伊勢志摩産のアオサとノリの入った「のりらぁめん(750円)」や、すべての具が入る「全部入り」はアオサがラーメンとっても相性がいいことを証明した。
三重県一番人気ラーメン店「開花屋」伊勢にオープン、口コミだけで行列に(伊勢志摩経済新聞)2009-01-30 05:47:00

シマヤの「アオサ潮ようかん」は真珠塩を使用し青さ本来の味を前面に出した味。 志摩の菓子店「シマヤ菓子工房」(志摩市志摩町和具、TEL 0599-85-0429 )では2月に、「あおさ羊羹」(1,000円)の商品化にこぎつけた。たっぷりと入った「あおさ」に塩を利かせた「アオサ潮ようかん」は宣伝も何もしていないにもかかわらずすでに人気商品となっている。

原油高で「あおさ」が売れる?-志摩市、「あおさプロジェクト」立ち上げ(伊勢志摩経済新聞)2008-07-17 15:19:00

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