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志摩産のヒジキとアラメ練り込んだ「潮風ブレッド」 給食余剰食材で

志摩産のヒジキとアラメ練り込んだ「潮風ブレッド」 給食余剰食材で

志摩産のヒジキとアラメ練り込んだ「潮風ブレッド」 給食余剰食材で

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 伊勢志摩の小・中学校へ給食のパンと白米を提供する丸仙製パン(志摩市阿児町、TEL 0599-45-0011)が現在、志摩産のヒジキとアラメを練り込んだパン「潮風ブレッド」を販売している。

【その他の画像】志摩産のヒジキとアラメを入れた「潮風ブレッド」

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 同市大王町に丸仙製パン所を1946(昭和21)年4月に開店したのが同社の創業。2013(平成25)年8月に新工場を建設し、本社を移転。現在、志摩市、鳥羽市、南伊勢町の小・中学校、伊勢市の中学校に計約8650食のパン(コッペパン、食パン、黒糖パン、ミルクパン、バターパン)を週1回、志摩市と鳥羽市の小・中学校に約4500食の炊きたての白米(精米時約375キログラム)を週4回提供する。

 4月3日から販売を開始した「潮風ブレッド」は、1本当たり(1.5斤)約530グラムで、ヒジキとアラメ約15グラム(乾燥時)を仕込み水で戻し、パン生地に練りこんで焼いた。価格はヒジキ=600円、アラメ=480円。

 小川満久社長は「市内の海藻加工業者が九州の学校給食用の食材として志摩産のヒジキとアラメを出荷していたが、コロナの影響でキャンセルとなったため、その有効利用として考え商品化したのがきっかけ。ヒジキとアラメが入ることでカルシウムや食物繊維が豊富なパンができた。しっとりと焼き上げ、ほのかに磯の風味がするのが特徴」と説明する。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための学校休校措置により、3月2日から給食がストップ。ホテルなど宿泊施設から受けているパンの注文も、3月から減少傾向に入り、4月にはほぼ無い状況に陥った。3台の軽トラックで菓子パンなどを移動販売していたが、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、20日から自粛し休止した。

 小川社長は「現在、給食担当のパート従業員には申し訳ないが交代で休んでもらっている。『潮風ブレッド』はまずまずの人気で、移動販売でもたくさんの人から注文いただいたが、販売に出掛けると人が集まってしまうため、三密を避けるため自粛せざるを得なくなってしまった。『潮風ブレッド』を希望の方は、電話かメールで予約注文いただければ」と呼び掛ける。

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