鳥羽国際ホテル(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-3121)が9月19日~22日、エディブルフラワー(食用花)の「タイタンビカス」をあしらったケーキを期間限定販売する。
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「タイタンビカス」は、赤塚植物園(津市高野尾町)が2009(平成21)年、アメリカフヨウとモミジアオイを交配させ育種開発したオリジナル品種の植物で、一輪の花の大きさが直径15~25センチになり、観賞用のほか、食用花にもなる。ハイビスカスのような姿から「巨神タイタン」にちなんで名づけられた。
淡泊でほのかな甘みがあり、苦みやえぐみなどのクセがほとんどないというタイタンビカスを、三重県産イチゴを使ったムースの上にゼリーの中に閉じ込め、大きく一輪あしらった。
同ホテルのペストリーシェフ・山本晋也さんは「赤塚植物園から、タイタンビカスを使って商品ができないかと提案をいただいたことがきっかけで、鮮やかできれいなお花を、ホテルスタッフと一緒にアイデアを出し合い、インパクトのあるケーキが完成した。ケーキの直径は約15センチなのに、それよりも大きい花もあり、型に収まるようにするのが大変だった。花が繊細なため、調理中の温度管理や鮮やかなピンクの色を保ったまま仕上げることにも気を付けた」と明かす。
山本さんは「柔らかなムースの程よい口どけと、スポンジのフワッとした食感に大輪のタイタンビカス。インスタ映えするフォトジェニックな思い出にもお薦め。自分へのご褒美に、お世話になっている人に、大輪の花とスイーツがセットになったインパクトのある贈り物としてご利用いただければ」とも。
価格は2,160円。1日5個限定。ホテルショップ・オーシャンウィング棟2階で販売する。