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「伊勢志摩リゾートマネジメント」が海の植林活動を行う団体に寄付

「伊勢志摩リゾートマネジメント」が海の植林活動を行う団体に寄付(写真提供=伊勢志摩リゾートマネジメント)

「伊勢志摩リゾートマネジメント」が海の植林活動を行う団体に寄付(写真提供=伊勢志摩リゾートマネジメント)

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 「伊勢志摩リゾートマネジメント」(志摩市浜島町)が1月9日、昨年11月から12月に取り組んだチャリティーで集まった収益金を海の植林活動(海の森づくり)を行う一般社団法人「海っ子の森」(津市安濃町、代表=山下達巳さん)に寄付した。

【その他の画像】クリスマスオーナメント

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 同社は、皇室関係者や海外からのVIPも利用する宿泊施設「鳥羽国際ホテル」(鳥羽市鳥羽)、敷地面積300万平方メートル(東京ドーム62個分相当)の中にホテルやリゾート施設を持つ1967年開業の「NEMU RESORT(ネムリゾート)」(志摩市浜島町)、6768ヤード・パー72 のゴルフコース「NEMU GOLF CLUB(ネムゴルフクラブ)」(同)を運営する。2007(平成19)年にヤマハリゾート(静岡県浜松市)から三井不動産(東京都中央区)が買収。2017(平成29)年2月にそれぞれの会社を合併し、社名を変更し現在に至る。

 同社は昨年11月22日から12月25日までの期間、同社3施設のフロントロビーにクリスマスツリーを飾り、チャリティーオーナメントとしてオーナメントを1人500 円以上から販売。また、「インスタグラムチャリティー」として同施設内で撮影した写真をアップする際にハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿すると1 投稿につき 100 円をチャリティー支援に充てる企画を実施。約8万円が集まり同社からの7万円と合わせて15万円を同団体に寄付した。

 「海っ子の森」は、鳥羽市や尾鷲市、紀北町などの沿岸でアマモなどの海藻を取り付けた自然石をダイバーが水深2~5メートルの海底に手作業で沈める藻場再生の活動などを行う団体。2010(平成22)年4月1日設立で、現在メンバーは10人。過去に鳥羽国際ホテルの建つ岬の下の海でも藻場再生活動などを行っている。

 同社社長の雀部優(ささべまさる)さんは、「我々も、SDGsへの取り組みをスタートさせている。伊勢志摩国立公園に位置し、海からの恩恵を受ける当リゾートでは、SDGs14 番『海の豊かさを守ろう』に着目し、海の恵み、環境保全を守る支援活動を積極的に推進していく」と説明する。SDGsとは、国連が定める17のゴール、169のターゲットから構成される持続可能な開発目標で、2030年までの達成を目指している。

 「海っ子の森」事務局長の松本一夫さんは「支援いただきとても有難い。いただいたお金を有効に活用すべく、磯焼け問題の啓発活動や、イベント、打ち上げられた海藻や貝殻を肥料に変える活動などの費用に使わせていただきたい」と話す。

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