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「声」を仕事にする人向けキャンディー、伊勢の土産物メーカーが商品化

「響声破笛丸」に着目、「声」を仕事にする人向けキャンディー「リヴォーチェ」 伊勢の土産物メーカー「伊勢みやびと」が商品化

「響声破笛丸」に着目、「声」を仕事にする人向けキャンディー「リヴォーチェ」 伊勢の土産物メーカー「伊勢みやびと」が商品化

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 伊勢志摩の土産物を製造販売する「伊勢みやびと」(伊勢市岩渕、TEL 0596-65-7490)が11月1日、司会業や歌手など「声」を仕事にする人向けのキャンディー「リヴォーチェ」を発売した。

【その他の画像】喉をいたわるキャンディ「リヴォーチェ」、「響声破笛」に着目

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 同商品は、中国に古くから伝わる、漢方などを用いた医学書「万病回春」の中の「咽喉」の項に書かれている処方の一つ「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」をヒントに、軽度な喉の不調を改善する、いわゆる「のど飴」として開発された。

 「響声破笛丸」には、声の通りを良くする利咽(りいん)作用のあるキキョウ、ハッカ、カシ、喉の炎症を抑える消炎解毒作用のあるカンゾウ、レンギョウ、ダイオウ、喉の痛みを緩和する収れん・止痛作用のあるアセンヤク、シュクシャ、センキュウなどの生薬を配合する。このうち同商品は医薬品でしか使えない生薬を除き、食品として使えるキキョウ、ハッカ、カンゾウ、アセンヤク、ケイヒを使う。

 同社社長の加藤久美子さんは「響声破笛丸は苦いお薬としても知られているが、リヴォーチェには黒糖とハッカを入れ、生薬の苦味を抑えておいしく舐めていただけるように仕上げた」と説明する。

 加藤さんは「当社は、真珠成分を入れた『パールドロップ 真珠の肌つや飴』など伊勢志摩の観光客をターゲットにした商品をメインに販売していたため、コロナで伊勢志摩地域の観光客が90%以上減少したことなどが影響し、4月の売り上げは前年比93%減となった。この状況を深刻に受け止め、地域を限定せず全国で販売できる商品を作ろうと考え響声破笛丸に着目し、アナウンサーや歌手、講演家など、『声』を仕事にする人のために商品を開発した」と話す。

 内容量は70グラムで、価格はオープン。三重県のアンテナショップ「三重テラス」(東京都中央区)や紀ノ国屋・エキュート上野店(同台東区)、エチカ表参道店(同港区)、アトレヴィ三鷹店(同三鷹市)、アトレ吉祥寺店(同武蔵野市)で販売するほか、ネットショップ「伊勢鳥羽志摩特産横丁」でも扱う。

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