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志摩の「きんこ芋工房 上田商店」が安乗埼灯台にカフェ 灯台と朝日と富士山も

志摩の「きんこ芋工房 上田商店」が安乗埼灯台にカフェ 灯台と朝日と富士山も

志摩の「きんこ芋工房 上田商店」が安乗埼灯台にカフェ 灯台と朝日と富士山も

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 志摩の郷土食・煮切り干し芋の「きんこ」を製造・販売する「きんこ芋工房 上田商店」(志摩市阿児町、TEL 080-8260-2310)が12月24日、安乗(あのり)岬園地休憩舎内(同)にカフェをオープンした。

【その他の画像】安乗岬直営店限定の「きんこ芋プレミアムパフェ」

 「きんこ」は、サツマイモの一種「ハヤトイモ」を加工した干し芋で、志摩の海女がオフシーズンの冬場に作る郷土食として昔から知られている保存食。「きんこ」の名前の由来は、この地方ではナマコを干したものを「きんこ」と呼び、その姿に似ていることから同じ名前で呼ばれるようになったとされている。

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 1974(昭和49)年創業の同店は、砂糖や人工甘味料などを一切使わず甘く柔らかい「きんこ」作りで人気を集める。2016(平成28)年12月に、「きんこ」の可能性を探るべく同店加工場に隣接した場所に「きんこスイーツ」を提供する販売店をオープンした。

 昨年1月、焼き芋などで人気の高いサツマイモ品種「ベニハルカ」を使った煮切り干し芋を「ぎんこ」として開発し販売したところ、「きんこ」と「ぎんこ」が金と銀を連想させるネーミングであることなどが功を奏して看板商品に成長。「芋蜜のムースプリン」「きんこ芋ちっぷす(45グラム)」(450円)、「ぎんこ芋ちっぷす(同)」(430円)などが、雑誌「婦人画報」のお取り寄せに選ばれるなどして、「芋蜜のムースプリン」はこれまで2万個以上を販売、現在来年2月発送分まで完売となっている。

 新店舗への移転は、志摩市が同休憩舎の管理者を募集していることを知り応募したのがきっかけ。建物の老朽化で改修工事の期間、営業できないことが入居の条件だったが、その間は野外にテントを設置して販売していた。

 新店舗は、延床面積222平方メートルの広々とした空間に休憩スペース、飲食コーナー、販売コーナーなどを設置。木材を多用した内装で、東南の方角に新しく大きなガラス窓を新設、店舗外には大面積のデッキを整備した。

 同店の橘麻衣さんは「ピクチャーウインドウと呼ぶ店内の窓からは、四季を通して水平線から出る朝日と、中央に白亜の安乗埼灯台、東に直線距離で200キロ離れた富士山が同時に見ることができる。長年この安乗で育った私でも窓からの眺めは、毎日見ていても飽きないし、毎日癒やされている。魚が飛び跳ね、沖には大きな船が浮かぶ景色。太陽が輝き穏やかな一日の海の色は真っ青でとても美しい。安乗埼灯台は日本で16基ある上れる参観灯台の一つ、上からの景色はさらに絶景(入館料=300円)。ここまで来たら絶対上ってほしい」とほほ笑む。

 メニューは、100個のサツマイモからわずか250ミリリットルしか取れない同店オリジナルの「芋蜜」を使ったスイーツで、「芋蜜のムースプリン(プレーン)」(400円)、「同(伊勢茶・ベリー)」(各450円)、「芋蜜がけソフト」(550円)、「芋蜜のトライフル」(570円)、「芋蜜のロールケーキ(1カット)」(480円)などのほか、ドリンクメニュー、「ホットコーヒー」「紅茶(ホット・アイス)」(以上400円)、「アイスコーヒー」「カフェラテ(ホット・アイス)」(以上450円)などを用意する。

 販売スペースには、「特選 きんこ芋(170グラム)」(1,180円)、「特選 ぎんこ芋(同)」(1,080円)、「ぎんこ芋の合わせ最中」(5個、スティック芋蜜1本入り=1,400円)(10個、同2本入り=2,800円)、「芋蜜(70グラム)」(720円)などを並べる。

 橘さんは「抹茶ジェラート、芋蜜、きんこ芋ちっぷす、芋蜜、北海道産の牛乳を使用したソフトクリームを順にトッピングし、きんこ芋チョコ2本、ぎんこ芋最中1枚にスティック芋蜜1本を加えて、さらに芋蜜ときんこ芋ちっぷすをぜいたくに上から掛けた『きんこ芋プレミアムパフェ』(970円)は、わざわざ安乗岬まで来ていただく人にご満足いただけるスイーツとして直営店だけでご提供させていただいている。少し不便な場所ではあるが、是非とも安乗崎からの景色を見に来ていただければ」とも。

 12月、来年1月の営業時間は、平日10時~16時、土曜日曜、祝日9時30分~16時。元日は5時~16時。

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