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南伊勢町・五ヶ所の喫茶店「珈琲塔 FIVE」が50周年 65年前の銭湯、今も店舗に

南伊勢町・五ヶ所の喫茶店「珈琲塔 FIVE」が50周年 65年前の銭湯、今も店舗に

南伊勢町・五ヶ所の喫茶店「珈琲塔 FIVE」が50周年 65年前の銭湯、今も店舗に

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 南伊勢町・五ヶ所にある喫茶店「珈琲塔 FIVE」(度会郡南伊勢町、TEL 0599-66-0068)が今年9月19日、開業50周年を迎えた。

【その他の画像】店舗はかつて銭湯だったため天井が高い

 同店は、現在72歳のオーナー岡本眞(まこと)さんが、当時22歳の1970(昭和45)年に開業。最初の店舗は、1955(昭和30)年から1968(昭和43)年まで岡本さんの実家が営んでいた銭湯「栄湯」の女性更衣室にカウンターテーブルを置くなどして営業。その後1976(昭和51)年に、国道260号線の改修に伴い、湯船のあった浴室も客席に作り変え拡張し、現在の店舗になった。内装にレンガと木を使い、浴室の天井をそのまま残したことで高い開放的な空間に仕上げた。エントランスの円錐状のレンガの塔は、銭湯の煙突をイメージした。

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 岡本さんは「当時は、青年団活動が盛んな時代で音楽好きの仲間たちが気軽に集える場所をつくりたいと思ったのが開業のきっかけ。こだわったのは、いい音で音楽を楽しめる空間とおいしいコーヒー。当時大枚を叩いて導入したアメリカ製のアルテックA7スピーカーは、今でも故障することなく現役で活躍する。会話の邪魔にならない音質が特長で、ジャズやボサノヴァ、クラシックを中心に季節やその日の気分に合わせて名曲を流している」と話す。

 メニューは、「ブレンドコーヒー」「紅茶」(以上400円)、「カフェ・オレ」「チャイ」「地元ミカンを搾ったみかんジュース」(以上500円)、インドネシア産「KOPI LUWAK(コピ・ルアック)」(1,530円)、看板メニューの「特製エビフライ定食」(1,450円~)、「アジフライ(ライス・サラダ付き)」(1,350円)、期間限定の「五ヶ所湾船越カキのカキフライ定食」(1,550円)など。

 伊勢の「なかむら珈房(こうぼう)」(伊勢市河崎)に焙煎(ばいせん)ブレンドを依頼した「50周年記念ブレンド」(500円)は11月24日から提供。通常10~11グラムのコーヒー豆を入れるところを12グラムに増量した「50周年記念ブレンド」ドリップバッグ1個(170円)、3個(500円)、8個(800円)も新発売する。

 岡本さんは「約5年前にふと、このままでいいのか?と考えるようになり、変革するために変わろうと人に期待をするのではなく、自分自身が変わらなければいけないと思うようになった。おかげさまで50周年を迎えることができた。ここまでこれたのはご支援頂いた大勢の皆さまのおかげと感謝している。これまでの支えていただいたお客さまにどうお返ししていくか、地域が栄えるようにどう貢献していくかを考え、100年を超えてFIVEが存続することを目標に頑張っていきたい。50年間に提供した食事メニューも数多くあり、常連客に人気のあったメニューの復活も実現したい」とも。

 営業時間は、11時~19時30分、日曜12時~19時30分、火曜11時~15時30分。現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業時間を短縮中で11時~16時30分、日曜12時~16時30分、火曜11時~15時30分、木曜定休。

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