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志摩のNPO法人「Peace Design」、市内の子どもたちに動物愛護の本30冊贈る

志摩のNPO法人「Peace Design」、市内の子どもたちに動物愛護の本30冊贈る
舟戸宏一志摩市教育委員長と中田ゆかりさん

志摩のNPO法人「Peace Design」、市内の子どもたちに動物愛護の本30冊贈る 舟戸宏一志摩市教育委員長と中田ゆかりさん

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 NPO法人「Peace Design(ピース デザイン)」(志摩市阿児町、TEL 0599-43-5616)が7月13日、志摩市教育委員会を訪れ、動物愛護に関する書籍を市内の小学校と図書館に贈った。

【その他の画像】「ある犬のおはなし」と「たとえ悪者になっても ある犬の訓練士のはなし」

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 同法人は、犬猫を志摩市、伊勢市、松阪市の保健所や三重県動物愛護推進センター「あすまいる」(津市)などから引き取り、飼い主を探したり譲渡したりする活動を障がい者や高齢者と共に行う。2017(平成29)年に設立し、これまで犬32匹(現在16匹)、猫35匹(同20匹)を保護してきた。

 書籍の贈呈は、同法人の動物と優しく暮らす街づくり事業として未来の大人となる子どもたちに動物愛護について知ってほしいと願い、「ある犬のおはなし」(kaiseiさん作・絵)と「たとえ悪者になっても ある犬の訓練士のはなし」(佐藤真澄さん著)の2冊を選んだ。

 代表の中田ゆかりさんは「私たちは、犬猫の殺処分ゼロを動物愛護推進のスローガンと捉え、保護された犬猫が幸せに暮らせるように可能な限りサポートしてきた。動物虐待や動物の不適切な飼育管理について新聞などで取り上げられることも多くなった一方、犬猫の保護活動や犬猫殺処分ゼロを目指そうとする活動も注目されるようになった。これまで活動をしてきたが、これまで通りの活動だけでは犬猫殺処分ゼロにはならないと思い、本を通して動物を飼うということについて深く考えてもらうきっかけになればと地域の子どもたちへの本の贈呈を思い立った」と話す。

 「『ある犬のおはなし』は殺処分される犬目線で描かれた絵本でとても悲しいお話。『たとえ悪者になっても』は人をかむ危険な犬を更生させる実在の訓練士の話。本を読んだ子どもたちの心に、動物を大切に思う種を届けられたら」とも。

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