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伊勢市内の行き場のないネコに「保護猫シェルター」 資金支援呼び掛け

伊勢市内の行き場のないネコに「保護猫シェルター」 資金支援呼び掛け

伊勢市内の行き場のないネコに「保護猫シェルター」 資金支援呼び掛け

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 伊勢市内で野良猫の保護活動を続ける団体「Ise Happycats(伊勢ハッピーキャッツ)」が現在、クラウドファンディングサイトで支援プロジェクトを立ち上げ、保護猫シェルターの改修費用、運営のための活動資金を募集している。

【その他の画像】保護猫シェルターで過ごすネコたち

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 今年7月に任意団体として発足した同団体。代表の中村あすかさんと共にボランティア9人が活動する。中村さんは、2017(平成29)年に発生した台風の日に、市内の公園で雨にぬれ、強風で飛ばされそうになっていたネコを保護したことがきっかけでTNR活動を行う。TNRは、Trap(野良猫の捕獲)、Neuter(避妊・去勢手術)、Return(元の場所に戻す)の頭文字を取った活動。TNR済みのネコの片耳はサクラの花びらのように切り込みが入ることから「サクラ猫」「地域猫」とも呼ばれている。

 ペットシッターの仕事をしていた中村さんは、それまでイヌ以外飼ったことがなかった。2017年に保護したネコを自宅で飼うことを決意してから、ネコの飼い方やTNRなどについて勉強し、2018(平成30)年から本格的にTNR活動を始めた。避妊・去勢手術に1匹当たり1万円前後掛かる費用を全て自費でまかない、これまで約40匹のネコを保護し、20匹を譲渡、残りの20匹を現在保護しているという。現在、伊勢保健所のTNRを中心としたボランティア活動にも参加している。

 クラウドファンディングプロジェクトは、保護猫シェルターの改修費用、エサ代、治療費のほか、保護猫の譲渡会セッティングに向けた費用、返礼品とその送料、CAMPFIREへの手数料など、140万円を目標に支援者を募っている。

 中村さんは「飼い主のいないネコたちが増え過ぎて住民トラブルを巻き起こしたり、殺処分せざるを得ない状況になる社会問題が全国で発生している。これまで、行き場のないネコのため、TNR活動や保護、譲渡、保健所・市役所からの案件サポートなど一人でやってきたが、限界を感じ、昨年12月から保護猫シェルターでの運営を始めた。シェルターは、古民家で天井が抜け、その穴からネコが脱走するほどの状態で、天井の修理や畳をフローリングに替えたり、キャットウオークを作ったり、ネコたちが快適な部屋で過ごせるように改修するために、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、活動への理解とPR、資金協力をお願いしようと思った」と話す。

 中村さんは「現在、生後1~2日でへその緒がまだついたまま捨てられていた子猫や10匹まとめて遺棄されていた子たち、カラスに顔の半分を食べられた状態で捨てられていたネコたちが生活している。クラウドファンディングは9月2日現在、117人の支援者から総額107万8,280円をご支援いただいている。目標金額の140万円にあと少しのところまで来ている。シェルターはネコの休息、安全の確保に大いに貢献する。目に入る全てのネコを助けられなくても、何かできることをしたい。力を貸していただけたら」と話す。

 中村さんは「毎月の運営費用は5万円以上になると思う。私たちの活動にご賛同いただき、お手伝いをしてくれるスタッフも少しずつ増えてきている。さらに、クーラーを2台設置し寄付してくれたり、キャットタワーを寄付してくれたりと、うれしい輪も広がっている。不幸なネコが増えるのを防ぐために全力で頑張っているので、ご理解いただけるとうれしい。シェルターの改修も落ち着いてきたので、伊勢市内で誰もが参加できる譲渡会を定期的に行える環境づくりにも力を入れていきたい」とも。

 クラウドファンド支援募集締め切りは9月30日。

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