キャンピングカーとキャンプ用品のレンタルサービス「伊勢志摩 Camper わっくわく」(伊勢市鹿海町、TEL 070-4375-6937)がオープン4カ月を迎える。
サービスを運営するのは、伊勢市在住の大西智さんと妻のこずえさん。6月20日にサービスを開始した。レンタルするキャンピングカーは、マツダのボンゴトラックをベースにしたAtoZ社(埼玉県春日部市)のAMITY SPRND(アミティ スペンド)で、排気量1800cc。4人乗りで4人が就寝できる。テーブル、シンク、冷蔵庫、電子レンジ、カセットコンロ、電気ポットなどを装備。屋根には155ワットのソーラーパネルを取り付け、バッテリー充電の心配を無くした。ACコンセント、USBコンセント、エンジンを停止して外部電源を利用するウインドーエアコン、ハンガーを掛けられるスペースや下駄箱などの収納スペースもある。
貸し出すキャンプ用品は、DIETZ(デイツ)やFEUERHAND(フュアーハンド)のオイルランタンや、Barebones(ベアボーンズ)やLEDLENSER(レッドレンザー)などのLEDランタン、テーブル、椅子、ホットサンドメーカー、ダッチオーブン、たき火台、テント、テントサウナなど100点以上。まきや木炭なども販売する。
昨年12月、37年間勤めた会社を退職し起業した智さんは「妻が北海道江別市出身で毎年帰省していた。移動と宿泊用にキャンピングカー(トヨタのカムロードベースのナッツRV社(福岡県遠賀郡遠賀町)の『クレソンボヤージュ』7人乗り6人就寝)を購入したのが起業のきっかけになった。いざ北海道をキャンピングカーで旅行しようと計画すると、小さなことだが多くの不自由を感じた。その経験を生かして、伊勢志摩を旅する人の役に立とうと起業した」と話す。
こずえさんは「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で行動が制限されているが、キャンピングカーでの移動なら安心。お伊勢参りの新しい旅の形としてキャンピングカーでの旅を提案しながら、コロナでふさぎがちな心を伊勢志摩の自然の中で癒やし、『わっくわく』を体感してもらえればと思い、トータルで旅の手伝いができれば。『女性向けのひとり旅デビュー』も応援していきたい」とほほ笑む。
智さんは「間もなく2台目のキャンピングカー(AMITY、6人乗り6人就寝)も納車になる予定。平日には見学会も実施しているので気軽に連絡してもらえれば」と呼び掛ける。
キャンピングカーのレンタル料金は24時間=1万6,500円~。初回利用時のみ5,000円を割り引く。