志摩スペイン村 パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)で2月11日、同園のキャラクター7体が一斉グリーティングを行う。
当日は9時30分から約20分間、新しい衣装に着替えたキャラクター7体が客を出迎える。4月に開業28周年を迎える同園で、7体のキャラクターが一度にそろうのは開業以来初めてという。
同園広報担当者の柴原風花さんは「スペインを代表する文学作品・セルバンテス作の『ドン・キホーテ』をベースに誕生した7人のキャラクターは、約400年前のスペイン、ラ・マンチャ地方から不思議なタイムトンネルのような穴を通って志摩スペイン村にやってきた。今では、たくさんのゲストと出会えて、夢と冒険がいっぱいの志摩スペイン村が大好きになってしまい、元の世界には帰るつもりはないそうだ」とほほ笑む。
7体のキャラクターは、どんなときも愛と勇気を忘れないすてきな騎士「ドンキホーテ(ドンキー)」(誕生日=10月10日)、優しくて食いしん坊なドンキーの世話係「サンチョパンサ(サンチョ)」(同=7月24日)、ドンキーが憧れる姫「ダルシネア(ダル)」(同=8月22日)、飛んだり跳ねたり、いたずら好きの元気な男の子「チョッキービビート(チョッキー)」(同=5月2日)、ちょっぴりクールで自由を愛する吟遊詩人「フリオラニャーナ(フリオ)」(同=6月6日)、もの静かだが力持ちで仲間思いの大工「トロヴァール(トロ)」(同=11月6日)、照れ屋で寂しがり屋、先祖は偉大な魔法使い「アレハンドロ」(同=9月12日)。
柴原さんは「5月31日までの期間、『スプリング フィエスタ』を開催。開園以来初となる7人がそろうグリーティングは、3回目となる新衣装のお披露目を兼ねたもの。開園当初から彼らが着ているオリジナル衣装は、中世スペインの服装をイメージしたデザインだった。今回新調したコスチュームは彼らの個性やクラシカルな雰囲気を踏まえ現代風にアップデートし、かっこよくかわいいクラシックモダンに仕上げた。それぞれのコスチュームにはどこか必ず同じ金色のボタンやラインを入れ統一感を出している」と話す。
「7人の衣装は、クリスマス用やキャラクターミュージカル用、パレード用など、ほかにもたくさんある。結婚式や式典時には、ドンキーはタキシード、ダルはピンクのドレスを着ることもある。2月11日は、キャラクターが勢ぞろいする1回限りのグリーティングなのでお見逃しなく」と柴原さん。