伊勢の2輪チーム「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)の2人の若手ライダーが4月23日・24日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市)で行われている「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦」(鈴鹿2&4)JSB1000クラスに挑戦している。
【その他の画像】アケノスピード・ヤマハの南本宗一郎選手と伊達悠太選手
伊勢市出身の国際ライダー・稲垣誠さんが監督兼オーナーの同チーム。2015(平成27)年から独立チームとして「全日本ロードレース選手権」のほか、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」「アジアロードレース選手権」などのバイクレースに参戦する。
今シーズンは、全日本ロードレース選手権に、ST1000クラスに南本宗一郎選手とST600クラスに井手翔太選手と伊達悠太選手の計3人が参戦。南本選手は、4月2日・3日にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で行われたST1000クラスのレースで準優勝を飾った。
第2戦には南本選手と伊達選手が挑戦し、23日に行われた公式予選で59台中、南本選手は17番に、伊達選手は24番に。決勝レースでは44台中、南本選手は15位、伊達選手は22位とそれぞれ順位を上げた。
稲垣監督は「今回のレースでは2台のマシンは改造をしない(市販車に近い)STクラスの仕様で走っている。JSB1000で走るチームに2人ともしっかりと着いて行っているのでまずまずの結果だと思う。今シーズンは全日本選手権の全レースと鈴鹿8時間耐久レースに挑戦する予定だが、それぞれSTクラスでの優勝を目指しているため、今回のJSB1000クラスのレースにST仕様で参戦することは選手にとっても貴重な経験となる。また多くのレースのデータも取れるのでいい機会になっている」と説明する。「南本選手の成長も著しいが、新しく加入した伊達選手もセンスがいいので期待をしたい」とも。