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全日本バイクレース鈴鹿・最終戦ST600「アケノスピード」19歳南本宗一郎選手初優勝

全日本バイクレース鈴鹿・最終戦ST600「アケノスピード」19歳南本宗一郎選手初優勝(撮影=野田雄彦)

全日本バイクレース鈴鹿・最終戦ST600「アケノスピード」19歳南本宗一郎選手初優勝(撮影=野田雄彦)

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 「2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦」が11月2日・3日の2日間、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開催され、ST600クラスに出場した伊勢の2輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」(伊勢市小俣町)所属の南本宗一郎選手が初優勝を飾った。

【その他の画像】全日本ロードレース選手権最終戦アケノスピード・ヤマハ

 「第51回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」はバイク日本一を決定する最終戦。今シーズン、同チームはST600クラスに奈良県出身の南本宗一郎選手(6番)、沖縄県出身の仲村優佑選手(17番)、松阪市出身の小山葵(あおい)選手(26番)、チームの監督を務める伊勢市出身の稲垣誠選手(19番)の4人が参戦。最終戦には、南本選手、仲村選手、稲垣選手の3人がエントリーした。

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 ST600には33人が出場。決勝レースのスターティンググリッドは、南本選手は2番、稲垣選手は8番、仲村選手は22番の順に並んだ。南本選手がスタートを決め第1コーナーを1番手で飛び込むとそのままトップをキープ、順調な走りを見せレースを引っ張った。13周最終ラップで2番手争いから抜けだした小山知良選手(日本郵便 HondaDream TP)が南本選手をスプーンカーブで捕らえトップに立つが、裏ストレート立ち上がりから南本選手が意地を見せ、小山選手を抜き再びトップに立ち、130R、シケインをしっかりと抑えて全日本初優勝を飾った。同時に年間ランキングも100ポイント5位から28ポイントが加算され、合計128ポイントで2位表彰台を飾って健闘、同チームも3位に押し上げた。

 現在19歳の南本選手は、昨年18歳で「8時間耐久ロードレース(通称=8耐)」に初出場。チームをSSTクラス3位に導いたが、今年の8耐では練習走行中に転倒し、ひ臓破裂、左肩の烏口突起(うこうとっき)を骨折する重傷を負い出場断念。6月の鈴鹿開催「2019 FIMアジアロードレース選手権シリーズ 日本ラウンド」でSS(スーパースポーツ)600クラスにスポット参戦し、初優勝を飾った。

 南本選手は「8耐では多くの人に迷惑をかけた。最終戦は優勝するしかないと、それしか考えていなかった。マシンのセッティングも完璧だった。予選で2分11秒台(1周)を何度も出すことができたので自信にもなった。地元鈴鹿ということでたくさんの人が応援に来てくれていたのでその声援が力になった」と話す。

 同チームのメカニックを担当する山崎雄児さんは「勝ちました。チームはレースに出場できることが楽しく、ガツガツしていないのがいい。とても良いチーム」とほほ笑む。2015(平成27)年から独立しプライベーターとしてチームを率いる稲垣監督は「やっと勝てた。本当にうれしい。8耐で宗一郎が転倒し負傷した時には心配したが、若いから回復力もすごい。レース経験と共に成長スピードも早い。まだまだ期待できるので、来シーズンは年間チャンピオンを取らせたい。8耐SSTクラスの優勝も目指したい」と目を輝かせる。

 レース結果と年間ランキング(選手・チーム)順位は以下の通り。

 ST600クラス(13周)、優勝=南本宗一郎選手(AKENO SPEED・YAMAHA)28分47秒549、2位=小山知良選手(日本郵便HondaDream TP)28分47秒706、3位=荒川晃大選手(MOTO BUM HONDA)28分53秒823。年間ランキング(選手)優勝=小山知良選手(160ポイント)、2位=南本宗一郎選手(128ポイント)、3位=岡本裕生選手(126ポイント)。年間ランキング(チーム)優勝=T.Pro.Innovation(160ポイント)、2位=51ガレージ(135ポイント)、3位=AKENO SPEED・YAMAHA(128ポイント)。稲垣誠選手は規定周回数に届かず、仲村優佑選手は13位29分23秒297に終わった。

 JSB1000クラスレース1(14周)、優勝=中須賀克行選手29分28秒081、2位=野左根航汰選手(以上YAMAHA FACTORY RACING TEAM)29分34秒009、3位=水野涼選手(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)29分34秒117。同レース2(20周)優勝=高橋巧選手(Team HRC)42分03秒844、2位=中須賀克行選手42分18秒830、3位=野左根航汰選手42分19秒117。年間ランキング(選手)優勝=中須賀克行選手(264ポイント)、2位=高橋巧選手(258ポイント)、3位=野左根航汰選手(247ポイント)。優勝=YAMAHA FACTORY RACING TEAM(264ポイント)、2位=Team HRC(258ポイント)、3位=YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2(247ポイント)。

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