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志摩市出身の歌手・伊藤清光さん新曲「伊勢志摩かわたれ」 地元への思い歌に

志摩市出身の歌手・伊藤清光さん新曲「伊勢志摩かわたれ」 地元への思い歌に

志摩市出身の歌手・伊藤清光さん新曲「伊勢志摩かわたれ」 地元への思い歌に

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 志摩市出身の歌手・伊藤清光さんが7月3日、新曲「伊勢志摩かわたれ」をリリースしユーチューブで動画配信した。

【その他の画像】CDには真珠のイラストと真珠の中に夫婦岩などの伊勢志摩のスポット

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 1959(昭和34)年生まれの伊藤さんは、志摩町和具出身で、和具小学校、和具中学校、松阪商業高校を卒業。1979(昭和54)年に上京し音楽活動を開始した。1990(平成2)年、音楽事務所「YALUJYAN OFFICE(ヤルジャンオフィース)」を設立。1998(平成10)年に「目黒川慕情」を発表し、東急東横線学芸大学駅周辺のビルの屋上で毎朝、サンマを頭にのせた「サンママン」としてギター片手にライブパフォーマンスを5年間続けたことが話題を集め、多くのメディアに取り上げられたことをきっかけに2003(平成15)年、クラウンレコードから「離婚(わかれ)た女房が店に来た日」でメジャーデビューを果たした。これまでにアルバムCD5枚とシングルCD8枚をリリースしている。

 新曲はメジャーデビュー20周年を記念。志摩観光ホテルや鳥羽水族館、合歓(ねむ)の郷、スペイン村、おかげ横丁など伊勢志摩の観光スポットのほか、英虞湾、二見ケ浦、鵜方、賢島、宇治山田、波切、船越などの地名、近鉄、赤福、ぎゅーとら、三重交通などの企業名や、手こねすし、的矢かき、伊勢うどん、伊勢茶、貝柱、アオサ、きんこ、ウツボ、なまこ酢などの名物や食べ物、合わせて52の名詞だけで作った歌詞が特徴。いずれも伊藤さんが郷土を思い描いて選んだ。岡田屋ジャスコ、七越ぱんじゅうなど伊藤さんの青春時代にあった店名も「忘れえぬ国」として表現する。動画の説明欄には、歌詞に選んだ52の伊勢志摩に関連する言葉をそのままハッシュタグ(検索目印)として書き込んだ。

 伊藤さんは「新曲は、五木ひろしさんの『よこはま・たそがれ』からインスピレーションを受け、五木さんへのリスペクトを込めたオマージュ作品。横浜の夕暮れ時に対して、太陽の神・天照大御神を祭る伊勢神宮が鎮座する明るく輝かしく清々しい『日出(ひい)ずる国=伊勢志摩』の日の出前のかわたれ時をイメージした。歌詞に登場する貝柱は真珠貝=アコヤガイの貝柱、きんこは海女のおやつで干し芋のこと。ウツボは開いた干物を焼いて食べた記憶は今も鮮明に残る。和具のなまこ酢も東京では食べることができないので食べたい思いが言葉になった」と話す。

 伊藤さんは「気が付けば還暦もとうに過ぎ、コロナや紛争・戦争やらと混迷を極める昨今。残された時間と空間の中で、生まれ育った郷里やこれまでお世話になった人への感謝とお礼の気持ちを込めた恩返しとして歌った。願わくば、同郷の西岡恭蔵先輩の名曲『プカプカ』が多くのアーティストにカバーされ歌い続けられているように、伊勢志摩に住む人や伊勢志摩を訪れたことがあり伊勢志摩へ思いをはせる人に歌われるような曲になれば」と思いを込める。

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