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志摩の代々木高生が「ワラサのみたらし団子」缶詰開発 コンテスト決勝進出

志摩の代々木高生が「ワラサのみたらし団子」缶詰開発 コンテスト決勝進出

志摩の代々木高生が「ワラサのみたらし団子」缶詰開発 コンテスト決勝進出

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 広域通信制高校「代々木高校」(志摩市磯部町)の生徒が9月28日、ワラサを団子に練り込んだ和スイーツ「ワラサのみたらし団子」の缶詰を作った。

【その他の画像】代々木高校の生徒が「LOCAL FISH CAN グランプリ」に挑戦

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 同缶詰は、各地域のさまざまな問題を抱えた課題魚「LOCAL FISH(ローカルフィッシュ)」を利用してオリジナル缶詰を開発し競い合う大会「LOCAL FISH CAN グランプリ」の10月10日に東京で行われる全国大会に出場するためのもので、同校では約120缶を製造した。

 同校の「よよこ~」チームは、リーダーの小林美侑さんをはじめ、永富久菜さん、加藤遊海さん、岩岡幸紀さんの4人。「LOCAL FISH」には、2010(平成22)年ごろから全国で漁獲量が増加し、県内でも年々増加し、値崩れし、売れずに捨てられることもあるというブリの中型魚(2~6キロ未満)に当たる「ワラサ」を使った。缶詰製造には三重県立水産高校(志摩市志摩町)が協力した。

 小林さんは「鳥羽市の答志島で漁師をしている永富さんのお父さんに協力してもらい、ワラサの現状を聞いた。スイーツ缶にした理由は、ワラサを少しでも多く食べてもらえるように、魚が苦手な人にも食べやすいよう、高齢者や若者にも親しみのあるみたらし団子にした。栄養価の高い魚食を浸透させ、ワラサとみたらし団子というギャップが話題になることを目指して、楽しめる商品を考えた」と話す。

 加藤さんは「試作でクッキーを作ってみたが、生臭くてパサパサで商品化は難しいと思った。今回、みたらし団子にするのに、ワラサと緑茶をフードプロセッサーでペースト状にして団子にした。緑茶を入れることで生臭さを消す効果を狙った。団子をゆでた後、少し焼き目をつけてからみたらしのあんと共に製缶した。事前に試作しようと予定していた日が台風の直撃で中止になってしまい、今回が一発勝負になった。うまくいくことを願っている」と話す。

 同大会は、全国から55チームがエントリーし、一次審査で31チームが通過。8月1日にオンラインで二次審査のプレゼンテーションが行われた。同校は、地域性、ストーリー性、巻き込み力などの基準審査を経て、全国大会に出場できる10チームの中に選ばれた。

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