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代々木高校を卒業したばかりの19歳・笹生優花選手 女子ゴルフプロ2戦目で初優勝

代々木高校を卒業したばかりの19歳・笹生優花選手 女子ゴルフプロ2戦目で初優勝(撮影=泊正徳)

代々木高校を卒業したばかりの19歳・笹生優花選手 女子ゴルフプロ2戦目で初優勝(撮影=泊正徳)

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 志摩市・賢島に本校を持つ広域通信制高校の代々木高校(志摩市阿児町)のアスリートゴルフコースに通い今年3月に卒業したばかりの笹生(さそう)優花さん(19歳)が8月16日、女子プロゴルフ国内ツアー今季2戦目の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝を飾った。

【その他の画像】代々木高校2年生の時の笹生優花さん、賢島カンツリークラブにて

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 同校のアスリートゴルフコースは、ジュニアゴルファーの理想の育成環境を目指して2010(平成22)年4月に創設。石川遼プロ(CASIO)を育てた吉岡徹治さんが監督を務め、全米女子ゴルフトーナメント「ミズノクラシック」などが開かれた「賢島カンツリークラブ」(同)の協力を得て毎年夏に強化合宿を行っている。「全国高校ゴルフ選手権」に、個人の部では2011(平成23)年度から、団体の部では2012(平成24)年度から、女子は2017(平成29)年度から連続出場する。現在の部員数12人、卒業生39人。

 日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ両国の国籍を持つ笹生さんは、3年間同校に在籍し、スクーリング出席のため志摩市に宿泊すると、「賢島カンツリークラブ」でクラブを握り練習に励んでいた。2017(平成29)年「フィリピンジュニア女子アマチュア」「フィリピンアマチュア女子オープン」、2018(平成30)年「フィリピンレディースオープン」でそれぞれ優勝し、同年8月23日~26日にインドネシアジャカルタで開催された「第18回アジア競技大会」ゴルフ競技で、高校2年生でフィリピン代表選手として出場し、13アンダーでラウンド、個人で優勝し、フィリピンチームにも金メダルをもたらした。2019(平成31)年1月に竹内千尋志摩市長を表敬訪問した際、「高校卒業後、プロになり世界一になりたい」と抱負を語っていた。

 笹生さんは最終日、1イーグル、7バーディー、ノーボギーで大会コース記録タイの63で回り、通算16アンダー(初日65、2日目72、最終日63、計200)でプロ転向、国内ツアー2戦目で初優勝を飾った。19歳57日での初優勝はツアー歴代7位の年少記録。

 笹生さんは、2019(平成31)年11月に日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格。今年第1戦目の「アース・モンダミンカップ」(6月25日~28日)では、9アンダー(初日66、2日目74、3日目71、4日目68、計279)5位タイに。プロデビュー初戦優勝も夢ではなかった。

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