伊勢市出身の三宅淳詞選手が所属するチーム「Max Racing」が参戦する「ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook」最終戦「第7戦SUZUKA 5時間耐久レース」が11月26日・27日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市、1周5.807キロ)で行われている。
同チームは、主にマシンの開発に注力するST-Qクラスからエントリー。日産自動車の新型フェアレディZをベースとしたレースカー「Nissan Z Racing Concept」の開発テストを兼ねレースに参戦。同クラスは、トヨタの豊田章男社長がMORIZO(モリゾウ)の名前で、水素エンジンのカローラスポーツを走らせ、オーナー自らが開発に関わるなどで注目を集めているクラス。
チームの主要ドライバーは、田中徹選手、三宅選手、田中哲也監督兼選手。これまで、第1戦(鈴鹿5時間)は出走せず、第2戦(富士24時間)を707周、第3戦(SUGO3時間)を110周、第4戦(オートポリス5時間)を126周、第5戦(もてぎ5時間)を134周、第6戦(岡山3時間)を105周で、それぞれ完走している。
26日の予選レースで、田中選手が2分16秒005、三宅選手が2分11秒356、田中監督が2分15秒744のタイムをそれぞれマーク、トータル57台中17番手、ST-Qクラス2番手に着けた。
田中監督は「今回のS耐では新型Zの開発に関わっているのでさまざまなテストを繰り返している。マシンの性能もレースごとによくなっている。これまで『ENDLESS SPORTS』にはかなわなかったが、着いて行けるようになった。まだまだ性能は上がっていくと思う。三宅選手にとってもいい機会となっている」と話す。
三宅選手は「新型車両の開発に関われるなんてできることではないので、大変勉強になっている。今年スーパーフォーミュラに乗ることができて、多くを学ばせてもらった。協力してくれた多くの人に感謝したい」と話す。
27日の決勝レースは、スタート進行10時~、スタート10時45分~。