「未来につながる“MICE City Shima”市民会議」が11月28日、阿児アリーナ(志摩市阿児町)正面玄関前に「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」開催を知らせる垂れ幕を掲げた。
同会合の開催200日前を記念して企画した。同会合は、来年5月19日~21日に開かれる「G7広島サミット」関係閣僚会合の一つで、6月16日~18日の3日間、志摩市内で開かれる。会場はまだ決まっていない。
6年前の「G7伊勢志摩サミット」開催時の交通大臣会合は、9月23日~25日に長野県軽井沢町で行われ、自動車や道路に関する最新技術の開発・普及、交通インフラの整備・老朽化への対応などが議論された。
同市民会議は、志摩市や商工会、観光協会、民間団体、民間企業などで組織し、同会合開催の周知・啓発活動や花いっぱい運動などを行う「オール志摩でおもてなし部会」(構成団体=21)、清掃活動など環境整備や伝統文化を発展させる取り組みを行う「自慢できる志摩磨き上げ部会」(同=25)、国内外に同市をPRする「世界から選ばれる志摩PR部会」(同=14)の3部会で構成する。
この日は、「オール志摩でおもてなし部会」の第1回会議が志摩市立図書館(同)で行われた。部会長には志摩市自治会連合会長の前田周作さんが選ばれ、部会長の進行で開催周知、気運醸成の進め方などについて話し合った。
同部会は、阿児アリーナのほか近鉄鵜方駅前に横断幕、志摩市商工会に垂れ幕も設置した。今後は、来年1月17日に150日前、3月8日に100日前、4月27日に50日前、5月17日に30日前で記念イベントを行う予定。
同市民会議議長を兼務する橋爪政吉志摩市長は「来年志摩市で『G7三重・伊勢志摩交通大臣会合』が開かれることを市民にしっかりと情報発信し、理解協力してもらい、同会合を成功裏に開催しその結果、多くの人が志摩市を訪れたいと思ってもらえるように取り組んでいきたい」と話す。