伊勢神宮内宮(ないくう)の五十鈴川に架かる宇治橋が12月23日早朝、積雪で白くなった。
冬至の日に、橋の前の大鳥居中央から朝日が昇るため毎年多くの人がその瞬間を見ようと列を作る宇治橋前。この日は、ご来光を見ようと70~80人が並んでいた。
大鳥居の中にご来光を入れた構図が見られるのは冬至の前後約2カ月間。今年の冬至は朝から雨が降っていたためご来光は見られなかった。
伊勢神宮の祭典などを撮るプロカメラマンの加藤直人さんは数年ぶりの伊勢での積雪に自然と宇治橋前にやってきた一人。「朝6時過ぎに起床して窓を見たら周りが白くなっていたので、7時過ぎに宇治橋前に到着し撮影を始めた。空には雲がかかっていたために日の出は諦め、雪の撮影に専念した。初めて来たという夫婦に伊勢での積雪は数年に一度あるかどうかと伝えると、とても感激していた。これからも神様が下さった景色に感謝しシャッターを切っていきたい」と話す。