伊勢神宮内宮(ないくう)で1月11日、伊勢神宮の別宮や摂社、末社、所管社の計125社の神々が一堂に集まり「新年会」をするとされる「一月十一日御饌(いちがつじゅういちにちみけ)」が行われた。
この日10時から行われた第1部は、正宮内の四丈殿(よじょうでん)で神様に御饌(みけ)を供える。13時からの第2部は、神楽殿東の五丈殿(ごじょうでん)で神宮楽師たちが奏でる笛や篳篥(ひちりき)、琴の調べに合わせて、「老懸(おいかけ)」といわれる冠の左右に馬の尾の毛を束ね半月形に開いた飾りに、「小忌衣(おみごろも)」といわれる平安時代の武官の衣装を身に付けた6人の舞人が、駿河の国の海辺に舞い降りて水浴をする天女の姿をイメージして振り付けられたという平安時代から伝わる「東遊(あずまあそび)」を舞う。
神宮司庁広報によると、今年の伊勢神宮内宮・外宮(げくう)の正月3日間の参拝者数は、37万5379人(内宮=26万5210人、外宮=11万169人)だったという。過去5年の正月3日間の参拝者数は、2018(平成30)年48万1751人(内宮=32万397人、外宮=16万1354人)、2019(平成31・令和元)年51万3112人(内宮=33万2063人、外宮=18万1049人)、2020年56万320人(内宮=36万8253人、外宮=19万2067人)、2021年17万525人(内宮=11万6593人、外宮=5万3932人)、2022年33万2249人(内宮=22万9527人、外宮=10万2722人)。