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伊勢・陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で初飛行訓練、成人祝賀行事も

伊勢・陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で初飛行訓練、成人祝賀行事も

伊勢・陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で初飛行訓練、成人祝賀行事も

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 陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で1月12日、年頭行事の初飛行訓練となる年頭編隊飛行と今年20歳を迎える隊員を祝う成人祝賀行事が行われた。

【その他の画像】陸上自衛隊明野駐屯地航空学校、初訓練と成人祝賀行事

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 航空学校長兼駐屯地司令・陸将補の更谷光二さんを前に、航空学校所属の教官や隊員ら約260人が出席し訓練開始式を行われその後、ヘリコプター12機による年頭編隊飛行が行われた。

 式典で更谷学校長は「任務達成と航空安全の確保は表裏一体。航空機の事故は隊員の生命に直結し国民の生命、財産にも重大な影響を及ぼす。航空機の絶対安全の確保を図り、事故を絶対起こさないという強い信念を持って、練度向上こそが最良の航空安全施策であるということを学校一体となって具体化し、地域の信頼を獲得した任務遂行を要望する」と話した。

 編隊飛行は、練習機TH-480B、対戦車ヘリコプターAH-1Sが各3機、多用途ヘリコプターUH-2が2機、UH-60、観測ヘリコプターOH-1、輸送ヘリコプターCH-47が各1機、計12機。駐屯地を離陸し、高度2000フィート(約610メートル)まで高度を上げ、明和町、松阪市上空を折り返し、駐屯地滑走路を高度300フィート(約90メートル)まで下げ、再び高度を上げ、伊勢市、鳥羽市の上空を約30分間飛んだ。更谷学校長は視察官機UH-60に乗り訓練の様子を視察。編隊群長は航空学校第2教育部長、1等陸佐の土子邦之さんが務めた。

 その後、同駐屯地所属の20歳隊員10人(男性8人、女性2人)の内の6人が成人祝賀行事に参加、先輩隊員約400人の前で書き初めした書を高らかに持ち、20歳としての抱負を宣言した。

 新成人たちが選んだ言葉は、航空学校整備部士長・福田竜希さん「一日一生」、浦野泰気さん「万里一空」、飛行教導隊所属3曹・島谷悠汰さん「技術向上」、森幹太さん「切磋琢磨」。第10飛行隊所属士長の平川歩さんが「日進月歩」、五十嵐優太さん「一期一会」。

 今回は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、初訓練と成人祝賀行事を同時に行い、恒例となっていた陸上自衛隊で最も大きく重い輸送ヘリコプターCH-47と20歳隊員との綱引きも中止した。

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