志摩市在住の向井正明さんが1月22日3時48分ごろ、緑色に光るZTF彗星の撮影に成功した。
ZTF彗星(C/2022 E3)は、2022年3月2日に「ZTF(Zwicky Transient Facility ツビッキートランジェント天体探査装置)」チームによって発見された彗星。
元教員の向井さんは、自宅の庭から北東方向の夜空にカメラを向けて10秒間隔のインターバル撮影に挑戦し、緑の光と尾が写っているのを確認した。
向井さんは「5万年に1度のZTF彗星が見頃になるという記事を見て、20日から3時に起きて撮影を始めた。おおよその位置を決めて撮影したが最初は位置がずれていて写らなかった。肉眼では確認できなかったので、画角に入ってくれてうれしい」と話す。
向井さんは「流星群を撮る時は12ミリのレンズを使うが、今回は少しでも大きく写したかったので50ミリのレンズを使った。来週の朝方は北極星の上15度くらいに見えるそうなので、もう少し明るく見えるかも知れない。次回肉眼で見えたら200ミリのレンズで挑戦したい」と意気込む。